2012年に書いた私の記事。
これまでアメンバー限定だったのですが、今回アメ限解除しました。
小林麻央さんの訃報、本当にショックでしたね・・・。
海老蔵さんの会見は見れてませんがネットニュースでちらちらと様子をうかがいました。
大切な人が亡くなるという事は、どういうことなんだろう・・・。
私も以前、大切な人を亡くして
当時のリアルな気持ちをつづったこの記事を思い出して、なんだか掘り起こしてしまいました。
駆けつけた病室で横たわっていた彼は植物状態で
ご両親が、彼のお見舞いに訪れる友人たちに見せようと
赤ちゃんの頃からのアルバムをたくさん用意していて
「こんな子だったのよ」なんて話してくれたのを覚えています。
見ることも聞くことも話すことも、手足を動かずこともできず
自分の言葉をしゃべることもできず
そんな彼を見て
ああ、私の目が見えるうちは
耳が聞こえるうちは
手足を動かして、自分の思いを伝えられるうちは
生きなくてはいけない。
率直にそう思いました。
言葉にできないような悲しみに出会っても、生きなくてはいけない。
生きるって、こういうことなのかな。と思ったのを今でも強く覚えています。
普段何不自由なく生活していると、そもそも生きていること自体が、とてもふんわりした認識で、
これからもずっとこんな日々が続いていくように思うのだけれど
いつかくる「死」を目の当たりにすると
急に「生きていること」を自覚してしまう。
宙に浮いていた気持ちが叩き付けられるように。
私はそんな意味で、彼からは生きる力を、
あの時おすそ分けしてもらったような気がしました。
「ご冥福をお祈りします」って言葉は苦手です。
決まり文句みたいで。
なおかつ、「死後の幸福をお祈りします」って、なんなんでしょう?
私には上手に解釈ができません。
でも、生きている私達からも何かメッセージを伝いたい。
でも、やっぱり
うまく言葉にできないですね・・・。