【タイトル】 今のまま働き続けていいのか 一度でも悩んだことがある人のための新しいキャリアの見つけ方 自律の時代を生きるプロティアン・キャリア戦略

【著者】 有山徹

【出版社】 アスコム

【発行日】 2022/1/31

【読了日】 2022/6

 

【読んだきっかけ】

働き方改革やコロナ禍など、世の中のあらゆることが変わる時代。新しいキャリアというキーワードが目に止まり、世の中知るために、ひいては自分の知見のブラッシュアップになればと、読んでみることに。

 

【感想】

読み終わって漠然と整理がついたことがある。

人材育成の経験上、キャリア開発に悩むメンバーに通じるひとつのこととして、キャリア開発は会社が制度作って考えてくれるもの・上司がうまく誘導してくれるもの、という姿勢。これが根強い。

そういう姿勢を少しは理解しつつ、寄り添いつつも、でも結局は主体性のない人の面倒は見切れない、と自分自身で結論づけていた(心の中で)。

この本を読んで、やはりキャリア開発の主導権は自分自身で持たなければいけない、それがスタート、と強く思った。

 

プロティアン・キャリアという言葉は初めて目にした。

自分が経験してきたことは、良いことも良くないことも、自分が向き合ってきたこと。自分の財産としてキャリアとしてとらえ、未来のキャリア構想につなげる。

キャリア戦略は変化するもの・変えていくもの。永遠のベータ版ということばが印象的。

 

自分のやりたいことと、組織のミッションを重ね合わせて、個人と組織がウィン・ウィンになれば理想だが、今の日本企業、大企業ほど、なかなか難しいなと思う。企画と現場のギャップは課題だと思う。