【タイトル】 テレワークも業務改善もさっぱりわからない私に 新しい働き方を教えてください!
【監修者】 沢渡あまね
【出版社】 朝日新聞出版
【発行日】 2022/4/30
【読了日】 2022/6
【読んだきっかけ】
働き方改革、それを受けたテレワークや業務改善など、新しい働き方について、知っていることは自分が経験した世界のみであり、自分が知っていることが世の中の標準なのか?世の中どうなっているのか?を知りたいと思い、こちらの本を読んでみることにした。
【感想】
これからの時代、自分の働き方は自分でデザインできる。ライフワークとライスワーク、ここ数年でよく目にする言葉であるが、仕事に限らず、好きなこと・やりがいを感じることって何だろうと、あらためて考える。また、働いて生活の糧を得ながら、自分が望む生き方をするための基盤を作っていくこと、ライスワークに埋もれないマインドとして覚えておきたい。
これからの時代に必要とされる人材については、納得。
自分の経験上、テレワーク主体になって困ったチームメンバーの特性としては、
・自分の仕事はきっちりやるけど他者のためには発信しない
・自分から必要以上のコミュニケーションをとろうとしない
・周りに課題や文句はよく伝えるが、改善するのは上司や主担当の仕事と割り切っていて、自分では何も提案しない(ちょっとした意見や方向性も言わない)
など。テレワーク主体になって浮彫になったのかもしれない。仕事をしていると変化や要改善は必ず生じるし、他者とコミュニケーションをとりながら(巻き込みながら)前向きに取り組む気持ちが大事だと思う。
「経験にタグづけ」これはけっこう目からうろこというか、日々に紛れて忘れてしまっていた。経験をすぐひっぱりだせるようにしておくと、具体的に活用できるメリットのほか、自分の自信にもつながると思う。新しいことや難しいことに出会ったときに、ヒントになるのはもちろん、こういうことを乗り切ってきたのだからなんとかなる、と自分の応援にもなる。
この本は、内容が理解しやすかった。それはなぜだろうと振り返ると、
・文章がつらつらと書かれているのではなく、章立てからしてポイントがわかりやすい
・各ページのレイアウト形式が、瞬時に要点をおさえやすいよう工夫が感じられる
といったあたりかなと思う。
要は、このトピックは重点的に読もうとか、このトピックは認識済みだから軽くでいいやなど、パラパラと見るだけで感覚で判断できるのが、自分の好みにあっていた。おまけに「デザイン」って面白いな、奥深いな、と思えた。