【タイトル】 隠居生活10年目 不安は9割捨てました
【著者】 大原扁理
【出版社】 大和書房
【発売日】 2021/2/12
【読了日】 2022/3
【読んだきっかけ】
ひとつの不安が解消すると別の不安を探している気がして、これはなんだろうと思っていたとき、「不安症」というものが存在することを知った。このまま行くと不安症に近づく気がして、興味を持った。そんなとき図書館で検索していてヒットした本。
【感想】
不安を捨てて健やかに暮らしている様子が語られた本なのかな?と思っていたら、それだけでなく、不安との付き合い方が論理的に語られていてた。
不安になっても不安に人生の舵を握らせない、逃げてもよい、ゆっくり休息をとり余裕が出てきたら客観的に眺める、自分を生かしてくれる不安は受け入れる、ということを読んで少し気持ちが落ち着いた。
他人や社会の不安に振り回されないためにも、他人の世界で生きるのではなく自分の世界で生きる、なかなかこれが難しそうだけど、不安に振り回されず的確な判断をするためにも、心と体をいい状態に保つこと、これは心がけたい。
著者の、不安な世界から離れてみるためにスマホをオフにしてみた、スマホも24時間稼働しているのは嫌だろうと思い、スマホに布団をかけて休ませた、という話、面白かった。スマホ側の気持ちになったことは、なかったな。