《ラザロの復活》の絵画を見てみよう。

最初はジョット。この並々ならぬ緊迫感がリアル。

ジョット・ディ・ボンドーネ 1304-06

 

そして何回も言及したけれど,やはりセバスティアーノ・デル・ピオンボの《ラザロ》を外すわけにはいかない。

1517–19     National Gallery 

堂々たる体躯のキリストとラザロ。こうしてみると,色合いもミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井画の色合いを思い起させる。

 

そしてゴッホ。ゴッホはレンブラントの《ラザロ》を模写したのだそうが。

ゴッホ 1890 ヴァン・ゴッホ美術館 

この絵は模写と言っても、レンブラントのエッセンスを写したのだろう,“光”というものを。キリストが出てこないあたり,“凄すぎる”。