2011年3月と言えば何を思い出すだろうか。3月11日東日本大震災が起こった。その頃は震災に次ぐ原発事故もあり絵をゆっくり見るという余裕はなかったように思う。その翌日から開催予定だった展覧会があった。『レンブラント 光の探究/闇の誘惑』国立西洋美術館 である。当日は展覧会の開会式の真っ最中だったと言う。幸い作品に損傷は無く、美術館の保守点検をして2週間後に開催されたと言う。これが東京直撃だったらとか,作品が大型であったり立体作品であったらどうだったのか? ちょっとゾッとする。この展覧会には行かなかったが,図録を観たいと思い探すと古本で僅か500円だったので即注文購入。358ページ図版多数でほぼ新品がこの値段とは喜んで良いのか,悲しむべきか。

図録の内容についてはついては後日。