今、僕が最も気になるものの1つは
今後の日本での電子書籍市場はどうなっていくのか?
です。

4月28日の日経MJに
日本電子書籍出版協会会長の 関戸雅男氏の
このことに関するインタビューが掲載されていましたので、
その要点を紹介します。

主な内容は
今後の電子出版の展望、電子書籍普及の条件でした。

電子書籍本格普及の条件

1.iPadについて

・電子書籍の環境を変えることができるものと考えている

2.電子書籍の本格普及に必要なもの

・良いデバイスがあるだけではダメ
・大事なのは質的に十分なコンテンツを供給できること
⇒そのためには、著作権、書籍の流通について
 国民を巻き込んだ議論が必要
⇒仮に編集者を中抜きにして書籍を販売するのならば、
 作品の質が低下することになる

3.今の出版業界について

・魅力あるコンテンツが提供できていない

4.JEPA(日本電子出版協会)の今後

・本格的な議論はこれから行なう
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簡単に書きましたが上記が主な内容です。

まずは、iPadだけに限りませんが
現在販売されている電子書籍リーダーにより
電子書籍、書籍の市場が大きく変わることは認識しているようです。

それについてどう考えているのか?
ということについては、
残念ながら、今は何もビジョンを持っておらず
これから議論ということになりそうです。

特に僕の目に止まったのは、
編集者=書籍の質を維持する存在 と捉えられる発言です。

ここでいう編集者とは出版社の人でなければいけないのでしょうか?
もし、関戸氏が編集者=出版社の社員 と考えているとすれば、
関戸氏の今第1に考えていることは、
電子書籍が普及しても今の出版のビジネスモデルを
いかにして維持するのか?
もっと言えば、出版社の比較的高齢な社員をいかにして守るか?
と考えているとも受け取ることもできます。

電子書籍であっても
当然編集作業は必要です。
しかし、あくまでも編集能力が優れている人の作業が必要であり、
良質なコンテンツを普及できる環境があれば、問題ありません。


JEPAの議論がまだ先ということなので、

※ あまりに遅いと思います。

どういう結論が出るのかはわかりませんが、
現状を維持するために(高齢な出版業界人を守るために)
中途半端なガラパゴス的な結果にならないことを願います。