4月19日のITmediaに非常に興味深い記事がありました。
吉野家とすき家の牛丼戦争の戦略の違いについてですが、
これが非常に面白かったので紹介します。
一度、FPえんちゃんの経済・金融感覚養成講座の
コメントにも投稿しましたが、
インカムラインをどうしていくか?
その違いが出ています。
まず吉野家の特長は
・単品ビジネス
⇒牛丼一本のビジネスとも言えるぐらい牛丼が売り
⇒牛丼だけなので、注文から商品が来るまですぐ
⇒これが強みだった
⇒しかもは全国1000店舗という圧倒的店舗数
⇒過去、競合はなかった
⇒結果的に他の追随を許さない強さだった
ところが、近年この構図が変わってきました。
吉野家の最大のライバルとも言えるのが、
すき家です。
その特長は
吉野家と差別化を計ったことにあります。
・細かいメニュー構成と、客層に女性、ファミリー層を取り込み
⇒テーブル席を用意
⇒これがウケた
⇒加えて2008年には、店舗数で吉野家を抜く
⇒今や吉野家の牙城を崩している
⇒牛丼=吉野家という常識を壊した
また、吉野家に取っては新たなライバルとして
松屋も迫ってきています。
すき家同様に多様なメニュー構成で
店内には女性客も多く見受けられます。
ところで、この牛丼戦争ですが、
その呼び名自体、すき家、松屋に取っては
「何?」という部分があるかもしれません。
上記のように多様なメニューがあれば、
何も敵が得意な「牛丼』で勝負する必要はありません。
なにしろ、収益を作るライン(=インカムライン)が多くあるので、
ひとつがダメでも、他で勝てば良いのですから、
非常に戦いも楽だと思います。
日本では伝統的に
良い商品を作れば良いという考え方が根強くありますが、
吉野家とすき家との戦い方をみれば、
この考え方はもはや通用しないことが明白です。
今回の両者を分けたのは、
伝統にとらわれた(=あくまでも牛丼で勝負)戦略を維持するのか?
相手にはない多様性を打ち出すのか?
といった戦略ですが、
戦略の違いはインカムラインをどう考えるのか?にあります。
今回のすき家の戦略は
AppleのApp store,itunes storeのような
強力なインカムラインを
いくつも作るやり方に類似していると思われます。
やはり、これからのビジネスは
インカムラインを
いくつか持っているビジネスが強いと思われます。
これを認識させる事例だと思います。