今日も日経MJの発売日ですが、
ちょっと前、3月3日発行の日経MJに
気になる記事がありましたのでご紹介します。

「もしドラ 涙のビジネス書」

この記事では、泣けるビジネス書として、
話題を集めている
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
の著者 岩崎夏海氏
今の時代、なぜドラッカーが必要とされるのか?等を聞いています。

ちなみに岩崎氏のこの書籍は、
発売3か月で18万部を発行しています。
 
1.本書籍でドラッカーをテーマにした理由

今の日本の現状を見てドラッカーを題材にしたようです。

①ドラッカーの言う
 「自分のいる組織の存在意義を
 問い直す」考え方は今でも通用する。
 
・今、ノウハウを伝えるものは多いが、
 本質を語るものは少ない。

・今の日本は、マネジメントを語るうえで、
 精神的な部分を軽視されている

・日本企業は近視眼的になり、人材育成を怠っている。
 一方で、若手は仕事に生き甲斐を求めるようになっている。
 この部分で両者は合致していない

 ※ 著者は上記について、今回の書籍で、
 マネージャーの必須事項は”真摯さ”であることを
 野球部の女子マネージャーを通じて表現したかったようです。


2.本書籍の想定読者ターゲット

①ビジネスマン以上に中高生のクラブ活動に苦心するキャプテン
 
・ビジネス以上に彼らに役立ててもらいたいとのこと
若い世代の活字離れが指摘されているが、これは彼らに欲しがる本を提供できていないと考えた方が良いとの見解あり

※ 今の書籍は、
若い世代が欲しがっているものを
提供できていないという考え方は、
そのとおりなのかもしれません。
僕もこの言葉には、何か引っかかりました.
 

3.本書籍の独特のエンターテイメント、マーケティング

①「世界に1人だけのカスタマー戦略」に基づく
・具体的な1人の心に深く刺されば、結果として
 多くの人に受け入れてもらえるという考え方
⇒今回はAKB48の峯岸みなみさんを想定し、
 彼女に共感してもらえることを考えて執筆

②想像力を使ったマーケティング
・顧客の欲求はほとんどは意識化されていない。
⇒アンケートの数字を元にしたマーケティングは限界がある
⇒限界部分を補完するには想像力が必要


何がテーマなのか?という視点からみると
少々、まとめるの難しかった記事でしたがありますが、

今回の記事で特に気になったのは、
前述したように
今、若い世代が欲しがる本を提供できていない
という考え方は、非常に興味深いものです。

これを受けて、
想像力を使う ということに結びつけているようでしたが、

これはまさにマネージャーの必須条件である
”真摯さ”そのものだと感じます。

そうなるとこの書籍自体、
ドラッカーのいう“真摯さ”をもって、
書かれていることになります。

そして、その結果が今のヒットにつながっているのならば、
良く言われる
「本質は今も昔も変わらない。」
ということをドラッカー自身が証明しているようにも感じます。

僕自身も自分なりに“真摯さ”はあるつもりなんですが、
たとえば、相手が何を要求しているのかは、
想像力をフルに使うということはしないことの方が多いかもしれません。

特にこのブログでもそうですが、
もう少し読み手を考えるべき 
と、思ってしまいます。

ドラッカーの『マネジメント』の本質は、
読み手に対しても己の存在意義を考察させるところにあるのかもしれません。