少し台湾の薬局事情を述べます。
海外旅行に行くときは、必ず薬局を訪れるようにしています。半ば義務と思っています。それぞれの国は独自の社会システムを持ち、医療や薬局が単独で存在しているわけではありません。ほかの社会システムと関連して影響しあって存在しています。薬局についてのみ比較しても真の姿は見えないと思います。しかし、それを前提にしても外国の薬局を訪ねるとその国の姿が少しでも垣間見えるような気がします。
いつもの旅では、薬は自分で用意していきます、薬局にいく必要はありません。そして病気になのはまれまれなので、使用することはあまりありません。今回はうっかりして、鎮痛剤を忘れました。必要になり薬局に行きました。薬を買う目的で薬局に行くのは初めてです。まず驚いたのは、鎮痛剤の成分含有量です。日本でも有名な成分ですが 1 錠に 2 倍の含有量が入っていました。1 日使用量も倍でした。同じ黄色人種でも量が 2 倍違うのには驚きました。効果は、2倍とはいきませんでした。薬の使用量の決め方はどのような過程を踏んでいるのか詳細は知りませんが不思議な気がします。また、タイから来ていたお客さんは、抗生物質を買っていました。薬剤師に聞くと数年前から薬局で売れるようになったようです。日本では抗生剤は医師の処方箋以外では患者さんに渡すことはできません。世界的に耐性菌の問題が大きくなっています。薬局で売れることは果たしていいことなのか?単純には比較できませんがどちらがより有効でしょうか。
台湾の処方箋の発行率を調べましたが、公的な数字は出ていないようです、ある資料によれば30%くらいと出ていました。また薬剤師の意見を聞くと50%くらいの印象だうです。以前の日本と同じように、医療機関から渡されるのが普通のようです。日本と同じように、徐々に台湾も変わってくるのでしょうか。これも、社会システムとの関連でどうでしょうか?日本では医薬分業が 80%以上になっています。日本の医療システムや薬局のシステムはこれからどの方向に向かうのか?処方箋の発行率や抗生剤などの医療用医薬品の薬局での販売の違いを見て少し考えました。医療費の高騰が問題になっている中で一つの解決方向はセルフメディケーションがではないかと思います。自己責任でどこまで病気に対応できるか。これからの課題だと思います。
余談ですが、旅行ガイドブックに日本より台湾は英語が通じると書いてありました。薬局の薬剤師と話すと、英語を話す観光客が多いので、その対応のために薬剤師はある程度英語を話すそうです。
ほかの国では薬剤師はあまり英語を話しません。印象深かったです。




ホテルの隣に薬局がありました。



日本の薬局と同じようでした。

タイからのお客さんは抗生物質を買っていました。




鎮痛剤日本の倍の量で使用されているようです。

一錠あたり日本の倍の量が入っていました。

思わず使用方法を聞いてしまいました。




高雄市の薬局です。夜市の入り口に位置していました。きれいな薬局でした。




日本と同じような作りでした。



薬の飲み方が書いてありました。

改めて、文字は全て漢字なんだなと驚きました。




抗生物質をヘラで、数えてバラ包装で売ってもらいました。




これは抗菌剤です。




英語を使うお客さんが多いので、必然的に英語を喋らざるを得ないと言っておりました。

薬剤師はある程度英語をしゃべると言っておりました。




台中の薬局です。日本と同じような感じです。



この雰囲気は日本と一緒です。



処方箋で調剤した薬を見せてもらいました。どうもこの袋が処方箋になっているようです。医師の署名、それと薬剤師2人がチェックしているようです。

さらにもう一つチェックの欄がありました。

どこでも、調剤過誤をどう防ぐかいろいろと苦労していると思いました。




日本で言うイヴの400ミリ錠剤です。




同じ成分の1錠600ミリの含有量の錠剤です。




アドビルの漢字は、このように書くんだと感心しました。


台湾の薬局を訪れて新しい発見もあり薬剤師の人が友好的で楽しい時間を過ごしました。


皆さんありがとうございました。