《SHINJOの信条》
僕のサインに選手が応えられるようになっている。自信を持って出せますね
■パ・リーグ１６回戦 オリックス２－９日本ハム（７月３１日、エスコンフィールド北海道）
―（試合後自ら）
「良かった、（山崎）福也くんに勝ちが（ついて）。５月３０日以来？ 本人はもしかしたら今シーズンは勝てないのかな、というぐらいの長さだったので、ホッとしたんじゃないですか」
―序盤から好投
「テンポが良かったですね、きょうは。真っすぐのキレは前回よりも全然、出てきたかなと。野手もそうですけど、ピッチャーもそういう（結果に恵まれない）時期が来るから。これをきっかけに勝ち星を増やしてほしいなと」
―２年ぶりの２ランスクイズも
「いやいやいや、きのうもいっぱいピッチャーが投げていて、１点でも２点でも多く取っておかないと。接戦になったらまた、山崎くんのときは、大量リードもどんどん追い付かれて、というイメージがあったので（笑）。ちょっと２点を取っておこうかなと思って」
―札幌ドームで決めて以来
「いや、（バントで転がした）コースが違うでしょ。ファーストの大里くん、動きが良いので。サード側にしてくれたら最高だなと思って」
―決まった。喜んでいたように見えた
「そう？ いやいや、そこまで喜べない。あの点差だったら」
―こういう場面でやっておくと、今後、厳しい場面でも
「うーん…それも言えないかな。今年に限っては」
―これまでは警戒していた中で実行。今回はノーマークで
「ですね。僕のサインに選手が応えられるようになっているという証拠なので。自信を持って出せますね」
―試合前に審判団と話していたが
「きのうの（森の本塁打判定）。あの映像しかない。こっちがいろんなパターンをこれからは準備するんですけど、きのうの場合は、あの映像しかなかったので、あの映像で判断はしてほしかった。あの映像だったら、完璧に僕はファウルだと思ったので、あれがギリギリで分からない状態だったら、ホームラン優先の判定で分かりますけど。あの映像を見た限りでは―、という話しをした」
―伝えたことに対して、審判は怒っていたか
「怒ってはいないです。僕もこれ以上、ぐだぐだ言わないです。映像を違うパターンで用意しますので、お願いしますということを言わせてもらいました。すごかったんですよ、僕のところにＤＭが。あれはしっかり言ってほしいと。ファンの心理として。だってファンも映像で見ていてね」
―リクエストの後の抗議は退場に
「少しでもダメなんだよね。あの場面でいくとダメ」
―今後のことも考え、伝えることに意味がある
「まあね。広島の球場もビデオ判定の映像がめちゃくちゃ遠かったんですよ。リクエストというシステムが生まれるのであれば、球団、球場がしっかり分かるような映像をつくらないと、意味がないとまでは言わないですけど…」
―一つのジャッジが勝敗にもかかわってくる
「そのへん、ソフトバンクさんはものすごい。（いろんな）角度の映像がある。上からも。あれぐらいは全球団がやるべきじゃないかなと思います」
―球団にもお願いを
「しました」
―前向きな返答が
「はい。そうでないと、大事なピッチャー、金村くんがかわいそうだし。逆だとしても、問題ない」
―７月は１２勝７敗で終えた
「試合前から、雰囲気がありますもんね。きょうも、きのう出ていなかったマルティネスがああいう場面できのうと同じ方向に初球、打ってくれたり。浅間くんもしっかり決めてくれたり。つながる。清宮くんもね、しっかり。進塁打を打つかなと思ったら、案の定、逆方向に（笑）。サインを出していても、進塁打ですからね。あそこに打ったとしても。代わって出た選手が出ても活躍して。競争するチームは強いですよ。出てくる選手出てくる選手が活躍するチームは勢いが出てきますしね」
―２軍では水野がアピールしている。どうするか
「ねえ。考えますよ」
―代える選手が難しい
「それは仕方ない。この世界は。誰かが上がって来たら落ちないといけない」
―ソフトバンクのマジックが消えた
「好きねえ（笑）。ソフトバンクが負けたということ？ ソフトバンク戦はまだありますしね。（マジックが）付かないようにやっていきますよ」
ではまた✋