道スポ 《鶴岡慎也のツルのひと声》加藤貴はらしさ全開 今川の中前打が勝敗の分岐点 | 25aiai9103のブログ

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2023/04/14 23:50NEW

《鶴岡慎也のツルのひと声》加藤貴はらしさ全開 今川の中前打が勝敗の分岐点

■パ・リーグ1回戦 西武2ー5日本ハム(4月14日、エスコンフィールド北海道)

 

持ち味を発揮した加藤貴 ボールの状態を見極めた伏見の存在も大きい

 加藤貴投手が〝いつも通り〟の素晴らしい投球を見せた。淡々と腕を振ってストライクゾーンに多彩な球種を投げ込む。右打者は内角へのクロスファイアーを意識させられ、変化球に的を絞りづらい。彼の持ち味が随所に見られた。

 

 バッターに「次は何が来るだろう」と思わせることは大事で、彼は「頭をよぎらせる」ボールを多く持っている。最たる球が右打者へのインコース直球。らしさ全開の9イニングだった。

 加えてこの日は、2巡目以降にチェンジアップを多めに投げていた。マスクをかぶった伏見が割合を増やしたのだろう。投手の状態を素早く把握し、リードに生かす。それは捕手にとって必要不可欠な能力。伏見の存在も大きかった。

 

開幕戦を託された投手に勝ち星がついたのはプラス 

 加藤貴は高い確率で勝てるピッチャー。とはいえ、勝敗については野手との兼ね合いもある。ただ、開幕戦を任されたように、「今年はこのピッチャー中心でいく」と首脳陣、チームが決めた投手。早い段階で勝ち星がついたことはプラスだ。

 

今川の2ストライクアプローチに見た成長 粘りも打者には必要

 打線は、今川が素晴らしい仕事をした。三回2死から中前打で出塁。粘って6球目の直球をはじき返し、その後の野村の3ランにつなげた。昨季までは、あっさりと凡退するケースも少なくなかった。今季は2ストライクアプローチに大きな違いがある。

 

 ホームランは魅力だ。ただ、簡単に終わらない粘りも打者には必要。きょうのような姿を見せられると、首脳陣もまた使いたくなるに違いない。そういうバッターが多いほど、チームは強くなる。今川は昨季の経験が生かされている。三回の中前打は勝敗を左右する分岐点の一つになった。

 

打てるボールをしっかり仕留めた野村 4番の風格も出てきた

 ジェームス(野村)は自分の打てるボールをしっかりと仕留めた。まさに4番の仕事。風格も出てきた。

 

鶴岡 慎也

 
 
 
 
 
 
ではまた✋