新型コロナウイルスにおける感染予防対策のお知らせ | 富塚歯科医院のブログ

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兵庫県神戸市東灘区の歯科医院です。

医院では、通常の感染予防策に加えて、新型コロナウイルスに対する感染予防策を取っております

やや過剰な対策もあるかもしれませんが、未知のウイルスですのでご理解お願い致します。

 

①患者様への体温測定

37,5度以上の患者様には緊急の場合を除き、治療を2週間以上延期していただいております。また体調不良、咳等または、新型コロナウイルスの感染の危険性のある患者様にも治療を2週間以上延期していただいております。

 

②スタッフの体温測定

スタッフは1日3回の体温測定を行い、37,5度以上の熱がある場合は2週間の出勤停止にしております。また軽度でも体調不良、疲れ、だるさ等があるスタッフは出勤を停止にしております。

 

③回転切削器具を含め、患者様の唾液に触れる可能性のある器具は全て滅菌、チェア等エアロゾル(飛沫)が付着する可能性のある物については、次亜塩素酸による消毒を全ての患者様毎に行っております。

 

④待合室等、患者様が集まる場所は、混雑を防ぐ為に予約数を縮小し、患者様が密集しないように。また待合室には計7個のプラズマクラスター発生装置を設置、空間には定期的に次亜塩素酸水の噴霧を行っております。

 

 

⑤治療にあたるスタッフの感染予防として、マスク、グローブ、ゴーグル、帽子、滅菌したガウン着用にて治療を行っております。

 

 

⑥治療前に患者様に次亜塩素酸水にて含嗽を行ってもらい、口腔内の消毒を行っております。

 

⑦治療中は口腔内外のバキュームによって、エアロゾルの吸引を行っております。

 

⑧自動ドア・トイレは1時間に1回アルコールで消毒を行なっております。

 

以上、考え得る限りの感染予防対策は行っております。(4月15日現在。新たな情報により追加する事もあります)

 

診療におきましては、急がない患者様はゴールデンウィーク明けに治療を変更しております。

しかし、現時点でお痛みなど処置が必要な患者様、治療をストップする事により悪化する患者様もいらっしゃいますので、考え得る限りの感染対策をとり診療を行っております。

また定期検診におきましても、お急ぎでない場合はゴールデンウィーク明けに変更をお願い致しております。

しかし、歯周病や口腔内の状態が悪い患者様が、新型コロナウイルスにて重症化しているとの報告がでておりますので、クリーニング・歯周病治療等は現時点では通常通り行っております。

 

定期検診、お急ぎでない治療の患者様はご希望により、メールもしくはお電話で予約の変更をお受けいたします。

また、お痛み等お困りの患者様は少しご不便をお掛けする事もあるかもしれませんが、遠慮無くご連絡頂けたらと思います。

一日も早い新型コロナウイルス感染症の収束と、皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

話は変わりますが、、一部報道では不適切な演出を行い国民の不安を煽るようなことも行われています。

写真はある番組で放送されたものです。

 

 

『歯科医院での処置は距離が近く患者の感染のリスクが高く危ない!』ということを伝えるためのVTRです。

しかし、実際このような近距離で処置することはありません。

よく見てもらうと分かります。上の写真は拡大鏡をかけて口の中を見ていますがレンズの先は赤の矢印の方向を向いており、全く違う方向を向いています。

 

 

下の写真は口の中を覗き込んで見ていますが、本来ならこの場合はミラーを使うのでこんな風に覗きこむことはありません。

情報が錯綜している昨今、正しい情報と間違った情報が混在しています。

 

本当は歯医者を受診することで患者さんが感染してしまうという事ではなくて、歯の治療を行う歯科医、衛生士を含むスタッフの方が感染するリスクが高くなります。

寧ろ暴露を受けるのは歯科医や歯科衛生士などのスタッフなのです。

 

 

我々、歯科医院では不要不急の治療は可能な限りゴールデンウィーク明けに延期しておりますが、痛みや咬めない、歯茎の腫れなど治療が必要な患者様もいらっしゃります。
医療機関として、考えつく限りの感染予防を行いながら、感染のリスクを背負い診療を行っている歯科医院関連のスタッフはこれらの報道に対して悲しい気持ちを持っております。

 

 

ある番組では歯医者の受診に関しての質問に感染症の専門家(国際医療福祉大学 主任教授 感染症専門 松本哲哉氏)が答えています。

 

〈質問〉

歯医者の治療に通っていますが予約をキャンセルすべきか迷っています。

歯医者の感染リスクの高さについてツイートが出回っています。正しい情報は。

 

〈専門家の答え〉

これは間違った情報ですね。歯医者を受診することで患者さんが感染してしまうということではなくて、歯の治療を行う歯医者さんがむしろ感染のリスクが高くなる可能性があると思います。

治療することでエアロゾルが出たりとか暴露を受けるのは歯医者さんの方なので、そういう意味ではきちんと管理をしていただいて、そのような処置はなるべく控えたような治療を行うという風な歯医者さん達のの中での決め事が広がってきていますので、急がなければ延期していただいてもいいですし、決して歯医者さんに行ったから感染のリスクが高まるというものではないのです。

 


 

高齢の方や、持病のある方、健康だけれど心配な方は緊急事態宣言が発令されていますので、歯科医院への来院は先延ばしにしていただいて不要不急の外出は控えていただきますようお願いします。
痛み等お困りの患者様は、我々だけではなく、かかりつけの歯科医院へご相談頂けたらと思います。