夏バテ、約4割が経験!みんなの対策ポイントは「水分補給」と「睡眠」

我武者羅
2019/08/11 18:18

夏バテ、約4割が経験!みんなの対策ポイントは「水分補給」と「睡眠」

MELOS -メロス-
2019/08/11 11:24

 暑い毎日が続きますが、皆さん、夏バテは大丈夫ですか? インテージが、「夏バテ」経験とその症状、予防策についての調査を実施。結果を発表しています。

夏バテ経験者は約4割

 まず、皆さんはどのくらい夏バテを経験したことがあるのでしょうか。

 今回の調査によれば、直近3年(2015年~2017年の夏)で夏バテを経験したことがあると答えたのは、全体で4割弱。性別で見ると、女性(42.4%)の方が男性(30.6%)よりも夏バテ経験率が高い結果となりました。

 また、年代別では10代(43.7%)がもっとも高く、逆にもっとも低かったのは60代(29.4%)。意外にも思えますが、10代は暑さの中での通学や部活動があるので、妥当ともいえるでしょう。

ダルさ・疲労感に苦しむ人多数

 さまざまな症状がある夏バテ。その症状について聞いてみると、ほぼすべての人が「体のダルさ・疲労感」を経験していました。これに次ぐのが「食欲不振」で、約半数の人が経験。さらに「日中の眠気」(38.2%)、「胃腸の調子の悪さ」(34.9%)が続きます。

 性別では、「食欲不振」「胃腸の調子の悪さ」は、女性の方が男性を8ポイント以上も上回っており、女性の夏バテ症状は、男性以上に「胃腸」に現れやすい様子がみてとれました。

みんながしている夏バテ対策は?

 そんな夏バテですが、皆さん、対策はどのようにとっているのでしょうか。

 全体で最も多かったのは、7割が回答した「こまめに水分補給」。次いで「睡眠を十分にとる」も過半数が回答。熱中症対策と同時に、十分な休息が夏バテ予防として重視されていることがうかがえる結果となりました。

 各項目とも、女性の方が男性より総じて高く、「特にない」の回答率は男性が17.9%に対し、女性は7.9%にとどまりました。

夏バテ対策として飲料や食材にこだわりも

 気になるところでは、皆さん夏バテ対策として、飲料や食材にもこだわっている様子。具体的に見てみると、「納豆」「旬の夏野菜」「スポーツドリンク」は、いずれも約3割の人が選択する結果となりました。

 特に、女性は各項目とも男性よりも選択率が高い傾向にあり、日々の飲食で夏バテ予防を男性以上に心がけていることがわかります。また、体を温めることで知られる「しょうが」を、女性の3割が取り入れています。これは、女性にとっての夏バテ予防のキーワードが、空調による"冷え"であると推察されます。

 最後に、「これまで取り入れたことはないが、今後、夏バテ予防として試してみたい飲料・食材」について聞くと、食材で全体トップ3は「うなぎ」「山芋」「にんにく」と滋養系食材が並びました。飲料では、女性が「ビネガードリンク」を多く選択。最近は、各メーカーから飲用を目的にした飲みやすいビネガードリンクが数多く発売されていることも、今回の結果と関連がありそうです。

【インテージのネットリサーチによる自主企画調査データ】

◆調査地域:首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)

◆対象者条件:16~69 歳の男女

◆標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信

◆ウェイトバック:性年代構成比を、2015年度実施国勢調査データをベースに、人口動態などを加味した2017年度の構成比にあわせてウェイトバック

◆標本サイズ:n=2,582

◆調査実施時期: 2018年6月18日(月)~2018年6月21日(木)

<Text:辻村/Photo:Getty Images>