治療36か月目 オリンピックと池江さん | 再生不良性貧血とPNHの記録

再生不良性貧血とPNHの記録

50代なかばで発症。幼い子二人を子育て中。
再生不良性貧血の治療ブログがたくさんあることを知り、読ませて頂きこの病気を勉強中。
ただ、化学療法中に始める方は少ないようで、ブログで治療記録を残そうと思いました。
2018年、寛解に至るもすぐにPNHに移行。

昨晩は新型コロナウィルスがなければ、雨上がりの巨大サッカースタジアムでオリンピックのサッカー予選を家族で観ていた。

 
 
国立競技場では無観客でオリンピック1年前のイベントが行われ、池江璃花子さんがパフォーマンスを行った。
 
彼女のまとう白い衣装は、女神に近いイメージ。
 
聖火を手にして語ったメッセージは要旨は次の通り。
 
 本当なら明日の今頃、開会式が華やかに行われているはずでした。私もこの大会に出るのが夢でした。 オリンピックやパラリンピックは、アスリートにとって特別なものです。その大きな目標が目の前から突然消えてしまったことは、アスリートたちにとって、言葉にできないほどの喪失感だったと思います。 私も、白血病という大きな病気をしたからよく分かります。思っていた未来が、一夜にして別世界のように変わる。それはとてもキツい経験でした。 救いになったのは、たくさんの医療従事者の方に支えていただいたことです。しかも今は、コロナという新たな敵とも戦っている。本当に感謝しかありません。 スポーツは、人に勇気や絆をくれるものだと思います。私も闘病中、仲間のアスリートの頑張りにたくさんの力をもらいました。 世の中がこんな大変な時期に、スポーツの話をすること自体、否定的な声があることもよく分かります。ただ、逆境からはい上がっていく時にはどうしても、希望の力が必要です。 希望が遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても前を向いて頑張れる。私の場合、もう一度プールに戻りたい。その一心でつらい治療を乗り越えることができました。 世界中のアスリートと、アスリートから勇気をもらっている全ての人のために。1年後の今日、この場所で、希望の炎が輝いていてほしいと思います。
 
 
 
それから動画が配信されていて、そこでのメッセージは以下の通り
 
 2020年7月24日。 東京、国立競技場。 本当なら、この場所で世界中から集まったアスリートと、6万人を超える大観衆が、 燃えさかる聖火を見上げているはずだった。 今まで当たり前だと思っていた未来は、一夜にして別世界のように変わる。 それは、私も大きな病気をしたからよく分かる。 人と会うこと。 外を歩くこと。 プールの中で全身を使って泳ぐこと。 その全てが、こんなにも愛(いと)おしく、こんなにも幸せだったなんて、 病気の前は気づいていなかった。2020年という目標が急になくなった他のアスリート達も同じ気持ちなんだと思う。 オリンピックやパラリンピックのような、 大きな大会に出るアスリートにとって、 練習やプレッシャーは相当にキツい。 正直、逃げ出したいこともある。 でもそれがなくなって初めて、 ああ、やっぱり自分はどうしようもなく、このスポーツが好きなんだと、 心の底から思ったはずだ。 私も、そうだった。 1年後、 オリンピックやパラリンピックができる世界になっていたら、 どんなに素敵だろうと思う。 アスリート達は、その未来を信じて、 今この瞬間も、できるすべての努力をしている。 どんなに小さな努力でも、それが無駄だとは決して思わない。 スポーツがくれる勇気や人とのつながりは、 本当にかけがえのないものだから。 そして、もう一つ。 スポーツは、決してアスリートだけでできるものではない。 そのことを忘れないようにしたい。 これからも、感謝と尊敬を胸に、前に進んでいこうと思う。 一人のアスリートとして。 一人の人間として。 TOKYO2020 +1(プラスワン) 競泳選手、池江璃花子
 
 
彼女は自分を競泳選手と語り、国内アスリートを代表して東京オリンピックのプロパガンダを行った。
 
 
聖火リレーは1936年のベルリンオリンピックで考案された。
 
 
ベルリンオリンピック開催時はドイツ国。
 
ナチスは国威高揚でビジュアルに重きをおいて、さまざまなアイデア、方法を生み出した。
それらは今でもよく使われている。
 
 
ナチスをもち出して池江さんを悪くいう考えではない。
 
 
これから1年、オリンピックをめぐりすったもんだになることはわかりきっている。
 
さすがに、問題を彼女にぶつけるヤロウはいないだろう。
 
問題解決の突破口は、メダル以外にないだろうが、そのための日々の地味な努力が見えるから我々は共感するのであって。
 
 
彼女のSNSにより、ジャージを着てのメッセージだったらどうなんだと思う。
 
 
自分的にはそれで充分だ。
つまりは演出過剰ということになるのだけど
 
なにかモヤモヤが残る。
 
オリンピックを分解したら、経済、スポンサー、広告、国、五大陸、都市、スポーツ、スポーツ用品、団体、個人、ルール、規律、観戦、中継、時差、報道、記録、映画、青、黄、黒、緑、赤、ユニフォーム、人種、肌の色、金、銀、銅、興奮、落胆、涙、怒り、希望、挫折、努力、修練、幸運、不運、選考、、、、聖火、聖火リレー、、、、、いろいろある。
 
 
池江さんにおかれては、白血病の発症、挫折、移植により、やはり様々なことが一度リセットされたことと思う。
今は、体調が戻ってきて新しい自分の人生を見つめる大切な時期だろう。
自分を一度分解し、ガラガラポンで何が生まれるか。
それはできるならひとりで進めるのが最良ではないか。
どうか、都合最優先の大人たちに邪魔されませんように。