私は、他の看護学校との併願はせず、一校だけの受験でした。
理由は…自分の住む市内で、1番受験の難易度が低い学校を選んだからです。
他も受けるとなると、もう一教科追加するか、もしくは科目の難易度を上げるかしなければいけません。
自分には無理と判断し、一校に絞りました。
普通に考えたら併願した方が良いに決まってます。可能性を増やすと言う意味で。
受験を決めてから、受験の当日まで、4ヶ月しかなかったので。当時の私には、この選択肢しかなかったかなと思います。
教科を悪戯に増やしたら、全てが中途半端になりそう…という懸念が私の中にあったのです。
試験当日、周りを見渡すと、頭のいい学校の制服の子たちが、沢山いました。制服を見るだけで、びびってしまいました。頭いい子たちが、こんなにたくさん受験しにきてる。
そして、スーツを着た社会人も数名おりました。
制服だろうがスーツだろうが、私にはみんな頭よく見えました。
私なんか合格できるのだろうか
試験が終わり、塾に立ち寄り、先生に報告をしました。無事試験を終えてきましたと。
その時に、頭のいい学校の子たちがたくさんいて…と言う話をしました。
すると塾の先生から、
「そういう子たちは、色んなところ併願して受験するのでね。第一希望が県外だったり、大学だったり。変な話、合格したとしても、他の学校も受かってて、そっちを選ぶと言うことだってありますから。何人受験したとか、倍率とか、頭が良い子がいたとか、気になるとは思いますが、あまり気になさらずに。例えば、合格者が辞退した場合、繰り上げ合格とかがある世界ですから」
と言われました。
一校しか受けない、しかも、現役の高校時代から10年も経過していた私にとっては、目から鱗でした。
そうか、私にとっては1番入りたい学校でも、他の誰かにとっては滑り止めかもしれないってことかあ。
例えば、私が受験した学校は、私立でしたが、国公立の専門学校や大学だと、授業料がめちゃくちゃやすいです。そのかわり、倍率はめちゃくちゃ高い。そういう学校を第一希望にしていれば、私が受けたような私立の学校なんかは、完全に滑り止めなわけです。
どうしても行きたい、憧れている学校がある!!という場合もそうです。
そして、塾の先生に言われて、この時初めて「繰り上げ合格」というワードを知りました笑
すべての学校にあるかわかりませんが、試験で不合格だった場合でも、合格者が蹴った場合、繰り上がって合格することがあるんだそうです。
M-1でいうところの、敗者復活みたいな感じでしょうか。落ちても、まだ少し望みはあるということらしい。
私の学校に、繰り上げ合格なる制度があるのかは、この時点ではわかりませんでしたが。
とりあえず、繰り上げ合格でもなんでもいいから、合格さえすれば、入学できる。入学できたらあとはがむしゃらに頑張るのみ。
合格したいっ合格しないと何も始まらない。
発表までは、本当にそわそわと過ごしました。
ちなみに、当日の試験問題は、持って帰ったらダメでした。その場で回収。受験希望者に、毎年過去問3年分無料でくれるんだから、いいじゃんと思いましたが。
問題を持ち帰ることができず、自己採点もできず。
祈るのみです。
手応えとしては…微妙
数学、時間が足りなくて、最後の問題に手をつけられずに終わったんです
緊張のあまり手も震えて。
試験慣れしてないって、こういう時に、ダメですね