まぁその、護山 志多美(仮名/40歳)です!


活き活き警備(仮名)が営業開始した昨年9月、


我らが警備事業部の責任者として、リハク(仮名/66歳)が入社しました。


リハクとは、俺が活き活き警備に入社した昨年5月に、こんな経緯で出会ったのですが、

彼は無資格だったので、会社が警備業の認定を得て、営業開始できる状態になるまでは、

前職で仕事を続けて、

活き活き警備に(自身の給与分の)負担を掛けないようにしていた為、入社が9月になったというわけです。


リハクは、会社役員と警備員の経験はありましたが、

警備業においては、マネジメント経験が無く、指導教育責任者資格も保持していなかったため、

結果的に俺に全委任する事になったわけです。


傲慢な性格で、指導教育責任者資格と警備会社での管理職経験を持つ俺が、

上司とは言え、黙ってリハクの指示に従う事はありませんでした。


例えるならば我々は、曹孟徳と献帝の如き関係でした。




全委任だから実権は俺


資格の差で待遇も、、、


、、つまり、俺からすれば名より実を取った格好でした。


それどころか、何度かリハクと衝突した時に経営者のキラー・カーン(仮名/42歳)に


「もうリハクとは一緒に仕事できません、、社長はどちらを取りますか?

私が辞めたら、指導教育責任者がいなくなって事業部は終わりですよね?」


、、と迫れば、名実ともにトップに立つ事も可能だったかもしれません。


ただ、、俺は漢の天下を簒奪した曹氏のようにはなれませんでした。


リハクはこの一件以来、俺と現場で苦楽をともにするうちに


自身を、

「護山さんの補佐役」

と称するようになり、


現場の隊長として

飛込み営業マンとして

警備員のスカウトマンとして


自分が出来る事で、会社や俺の役に立とうとしてくれました。


過去の会社で、無能なのに、どうにか俺より優位に立とうとし続けた上司とは違い、


自身が俺より劣る部分は素直に認め、

俺が、一人では事足りない部分を補うよう動いてきてくれました。


だから俺は、職階や年齢差を超えた友情を感じています。


だけど平成30年3月現在、今や俺の下には優秀なマネージャー(当然有資格者)が二人います。


その下にも、優秀な社員が何名か頭角を現してきました。


俺はリハクを「友」だと思うからこそ、

今までにないような諫言をしてでも、

下に認められる責任者を目指して努力していただくつもりです。



押忍!