まぁその、あれです!



現職と同じ警備職から営業職に転職して約9ヶ月、、、激動の一年を締めくくる2016年 12月も成績トップで終えて、

もう営業職に鞍替えしようか、、という気になっていた今年の1月、、

俺にとっては人生観を変える出来事が起こりました。


最愛だったパートナーが俺の元を去ったのです。


約3年の付き合いだったけど、、、


あれほど愛された事は無かったし


俺は、、9歳の時に母と生き別れて以来、ずっと解らなかった「愛」を知りました。


ただ、、、付き合ってた時は彼女からの愛を感じる事はできても、よく解らないままだったから

俺は彼女を好きだったのに傷付け続けました、、


そう、、俺は


「これでもまだ好きなのか?」


「これでも離れないでいてくれるのか?」


、、とでも言って試すかのように、彼女の気持ちを踏みにじる行為を繰り返し続けた酷い男でした。


それでも、、、


普通なら乗り越えられない(、、、と思う)

問題やら過去やら

お互いに乗り越えて

寄り添ってきました。



(、、、と思う)、、、って表現したのは

決して人には言えない、、、お互いにしか言えない事も


血の涙を流しながら乗り越えて来たからでした。



3年が30年に思えてくる、、、俺にとってはそんな大恋愛でした。


だからといって、、、ことさら美化するつもりはありません。



何故なら、俺は彼女を捨てようとしました。


彼女と口論になった時に、ともに暮らした愛の巣を飛び出し、電話、メール、LINE、、連絡手段の全てをブロックして放置したのです。


カネを稼いで、良い車に乗って良い服を着て

自分を束縛しないけど、淋しい時だけ癒してくれる女性と交際する

、、しかも自分が淋しい時に誰かと必ず会えるように複数の女性と、、


それが俺の望んでいた「幸せ」でした。


自分のような生い立ちの人間には、彼女がよく語っていた愛する人と添い遂げる人生よりも、

そんな生活こそが「幸せ」だと心のどこかで思っていました、、


そして、、見込み客さえ捕まえたら、後は自由にサボれるから外で女性と会う事もできるし

歩合で稼げるから、複数の女性と交際できるカネも得られる営業職での躍進で、


それまで我慢してきた自分が望む「幸せ」を手に入れるチャンスが到来したわけです。


事実、彼女と音信不通状態にしてから約二週間経った頃、四人の女性が俺に靡いていました。


だけど、その願いが叶う直前、酷く胸が傷み、、、彼女の顔が頭から離れなくなりました。


そして、部屋を飛び出す少し前に、彼女が俺に話して聞かせてくれたメーテルリンクの童話「青い鳥」の話を思い出したのです。




「青い鳥」

むかしむかし、あるところに、まずしい二人の子どもがいました。
 
お兄さんの名前はチルチル、妹の名前はミチルと言いました。
 
クリスマスの前の夜のことです。
 
二人のへやに、魔法使いのおばあさんがやってきて言いました。

「わたしの孫が、今、病気でな。しあわせの青い鳥を見つければ病気はなおるんじゃ。どうか二人で、青い鳥を見つけてきておくれ」

「うん、わかった」
 
チルチルとミチルは鳥カゴを持って、青い鳥を探しに旅に出ました。
 
チルチルとミチルは『思い出の国』をはじめ、

『夜のごてん』、『ぜいたくのごてん』、『未来の国』に行きました。
 
どこにも青い鳥はいましたが、持ち帰ろうとすると、みんな黒い鳥になったり死んでしまいました。

「さあ、起きなさい。今日はクリスマスですよ」
 
お母さんのよぶ声が聞こえました。
 
目を覚ますと、二人は自分たちの部屋のベッドの中にいました。
 
青い鳥を探す旅は、終わったのです。
 
チルチルとミチルは、とうとう青い鳥をつかまえることが出来ませんでした。
 
でも、チルチルとミチルが、ふと鳥カゴを見ると、中に青い羽根が入っているではありませんか。

「そうか、ぼくたちの飼っていたハトが、ほんとうの青い鳥だったんだ。しあわせの青い鳥は、ぼくたちの家にいたんだね」
 
二人はお互いに顔を見合わせて、ニッコリしました。
 
魔法使いのおばあさんは二人に、しあわせはすぐそばにあっても、なかなか気がつかないものだと教えてくれたのです。






、、、俺は全ての女性達に別れを告げて、彼女と暮らしていた部屋に走りました。


しかし、彼女は俺を赦してはくれませんでした。

インターホンで話したものの、遂に部屋のドアは開かなかったのです。

そして翌日、再度部屋を訪ねた時、もう部屋は無人になっていました。


俺が最後に彼女と話した時は、既に転居する段取りを済ませた後だったのです。


それが、、リアルな結末なので美化はしない、できないけど、


俺は彼女を失った事でやっと知る事ができました。


彼女が俺を慕って関東から越してきてくれて、

俺の方から無理矢理離れようとしたあの時までは、何があっても寄り添い支えてくれた気持ち、、

自分が最後の最後に、望んでいた派手な生活よりも彼女の元に戻ろうとした気持ち、、


そう、


やっと、愛を知る事ができたのです。


だから、

彼女には

今でも心から

感謝しています。


そして、幸せを願っています。


俺はこの出来事によって、この世に生まれてから最大の哀しみに襲われ、一時体調も崩してしまいました。

精神面でも、、また鬱がぶり返したり自暴自棄になるかもしれないぐらい落ち込みましたが、



今度こそ


本当に成りたかった自分に成ろう


彼女も望んでいた


強く優しい男に、、



、、という想いから何とか踏み留まりました。


それからの俺は自己の向上、人間としての成長を目指して自己啓発に傾倒していくようになり、その過程で自分のそれまでの人生を見つめ直す事になりました。


同時に仕事でも転機を迎えようとしていました、、


(つづく)