「今、忙しいから後でね」


「母さんは忙しいの!」


ずっと私の口癖でした。




あくせく忙しく動いていたら


勉強でも仕事でも家事でも


頑張っている風にうつるから。


頑張ってる人でいたかったから。



今でも忙しい方が


性に合っている気はするけれど、


子どもも別世帯になり


夫婦二人の暮らしになって五年、


この口癖が減ってきた気がします。



生活スタイルも以前よりは


スローライフに近づいているし。


だからかな、余計に、


(家事の手を抜いてでも


このゆとりを選んでいたらなぁ)


と、悔やむ気持ちが湧いてきます。


(娘は拒食症にならずにすんだかな)って

正直思ってしまう。←しつこいな!




「忙しい」


その口癖は、目の前の人と向き合う


余裕がなくなっていた証拠。


(「忙しい」と言わずにおれない

というのは、「あなたと私は違うのよ」と

いう自慢をしたいだけ…)



この本の一文にドキッとさせられ


ました。



(心が亡くなると書く「忙しい」


無くしたものは探せば見つかる


こともあるけれど、


亡くしたものは見つからない。)とも。



「ねぇ、母さん…」


「ねぇねぇ、かあさんでば!」


「ママ、あのね…」



何度も何度も


忙しいを武器に、遮ってきた


だろう、子どもの心。



「忙しいお母さんは、


あなたたちとは違うのよ!」



何を子ども相手に自慢してたんだろ。



忙しく頑張る自分を、自分が


褒めればよかった。


忙しくしてなくてもいいよーと


自分に呟いたらよかった。


(👆心屋に出逢ったから知った


魔法の言葉だなぁ)



幼かった頃のわが子の呟きに、


「なぁに?」って、耳近づける


想像したら涙が出てきた。



あぁ、でも


亡くしたものはこの涙で成仏して


もらおう。



これからは、「あのね」の種を


ちゃんと拾おう。




あ、旦那🦍の「ねぇ」も


シカトせずてへぺろ