昨年の今日でした、母の余命宣告を

聞いたのは。


一年、早かったなぁ。


健康な高齢者で区から表彰されたと

体操教室では一番身体が柔らかなこと


健康オタクを

自慢してた母の余命宣告は

あまりに突然でした。


そして律儀な母は


ドクターの診断さえ律儀に守って


旅立ってしまいました。





入院したてのまだベッドで起き上がる

ことができた時に

病室の窓から桜を見せてあげられた

こと、今は良い想い出です。



「あ桜ね…」って


微笑んでくれた横顔と、


突然お見舞いに行った私を見て


幼児のようにニーッと笑って


くれた顔、


思い出すとまだ涙がこぼれます。





しばらく桜を見ることに抵抗があった


けれど、東日本西日本ほぼ同時に


満開になった今年の桜は、


花びらの中に母が見えるような


気がして、いつにもまして


桜を求めて出かけているかも


しれません。




母の死後、


読んで慰められた小説『ゆずりは』


その「ゆずりは」という植物、

地元の神社で見つけました。



小説タイトルの理由が

今頃わかるというのも

うれしいものです^^



明日また借りてこよう。