望ましくないこのタイミングで

東京入りして、昨日叔母の部屋の

退去作業を完了しました。



こんな感じで

雨が降り、思いの外寒かったから…もある爆笑



梱包や運搬のほとんどは


遺品整理業者の方々が


してくれるので、


私と弟は、残した方がいいものか


供養してもらうか、廃棄リサイクルか


を選別する役割。


そして、


みんなの手足の邪魔にならない


ようにしているのもポイントでした。




「几帳面な方だったんですね」と、


皆が感心するほど


叔母は品物に応じて箱や缶に


整理し、アルバムやスクラップも


それはそれはたくさん。



供養にしろ、廃棄にしろ


この世から消してしまうのが


申し訳けないような


可哀想なような


そんな気持ちになる私と、


成仏させてあげるためには


残さない方がいいんだよと


まぁさっぱりと分別していく弟。


それが正しいのかどうかは


わからないけれど、


確かに、大切なものをここに 

 

残してたら未練が残っちゃうかな。




ただひとつ、


父方の家族全員が


写った写真だけ父に渡そうと


預かってきました。


セピア色の写真には家族皆の


幸せな笑顔があります。



ここに写る人のほとんどが


今は空の上から


見守ってくれてるんだなぁ。


そう思ったら、


心が穏やかになりました。





午前中の終了を予定いていた


作業は、3時を回っても終わり


ませんでした。


休憩なしで


入れ物ひとつひとつを開け、


本もアルバムもページのあるものは


全てめくって中を確認し、


廃棄される食器も


放り込まず丁寧に収め、


供養品はさらにまた丁寧に収めて


くれました。



さらに、


片付いた部屋の掃除も


びっくりするほど徹底的。



時間かがかかるわけです。



その上、


押入れの中も、桟の上や家具の埃も。


水回りの磨きも、ベランダも…


ここまで⁈


こんなにまで⁇


えー❓まだそこも❓❓




そこにいるだけの私たちは


感動するしかありませんでした。




お互いをリスペクトしている


声の掛け合いも、


終始ありがとうと笑顔しかない


姿は、楽しそう⁈にさえ


見えました。




コロナ騒動の中だけれど、


その場に立ち会えて良かった。






終盤、


「ここまでしなくても充分!


もう感謝しかないです!」


と、私たちが口を揃えて言うと、



「亡くなられた方への敬意です…」と


言われました。





業者を指名したのは私たちですが、


心は亡き叔母に向けてくれて


仕事していたのです。


丁寧さも


温かさも


笑顔も、合点がいきました。




他社でも


部屋は片付いたろうし、


むしろ、もっと短時間で


もっと安価で済んでいたんです。




でも、


叔母への気持ちをこういう形で


表せたことが、


嬉しかったし、


幸せでした。














(余談)


携帯の調子が悪いのか


操作方法がわからなくなったのか


ずーっと連絡が取れなかった


入院中の父から、


作業完了直前に


「携帯が直った、元気か?」と


元気な声で電話が来ました。


一か月半の入院で、


しばらく会話していない状態。


認知がかなり進んでるかもしれない


と、そんな会話をしてたところ


に届いた声でした。




「きっと叔母ちゃんからの


ありがとうだねー!」と


うれしい驚きのおまけ照れ


冗談みたいなほんとの


感動をもらった


エイプリルフールでした。