私だけ興味津々かもしれませんが、今日は
陰陽説とともに東洋医学の中心となる、五行説についてです。

陰陽説が紀元前1000年前後に成立したのに対して、五行説は比較的新しく、最初の記録は紀元前400年前後になります。

その後宗の時代(960年~)に五行説は医学に取り入れられました。陰陽の概念とも密接に関わってきます。

「五行」というように、五行説は五つの要素を軸に考えます。

万物は木、火、土、金、水の5つの要素に分けられ、それらが影響し合って宇宙が成り立っていると考えます。

五行説の5つの性質は、自然のエネルギーや動的な力のような概念です。

五行のお互いの関係には「相生(そうせい)」「相剋(そうこく)」があります。

「相生」とは、相手の要素を補い、強める影響を与える関係です。

相生は木·火·土·金·水の順で、相手の働きを促進させ、臓器が活発に機能するように働きかけることです。

「相剋」とは、相手の要素を抑え、弱める影響を与える関係です。

相剋は木·土·水·火·金の順に、相手の働きを抑えてバランスをとることです。

この「相生」、「相剋」は、切ることが出来ない関係で、生がなければ発生と発展がなく、剋がなければ正常な協力関係を続けることが出来ません。

「相生」、「相剋」がお互いに調整し合って、バランスが取れているのが自然で良い状態と言えるでしょう。

このような、五行の考えは私たちの生活にも、生かされています。薬膳のことです。

例えば、和食で、煮物にユズを添えたり、大根おろしを合わせたりという習慣です。大根はどのような体質の人にも効果を発揮し、消化を助ける役割があります。

こういった組み合わせは、実は薬膳の考え方と同じなのです。
薬膳は、組み合わせやバランスの調和をとりながら、体調をより良く整えます。

五行説の中でも、「五味(酸、苦、甘、辛、鹹)」や「五臓(肝、心、脾、肺、腎)」などの概念を使います。

必要に応じて、五味を取り入れますが、健康な人であれば、普段の生活の中で、五味をバランスよく食べるようにするのが、一番大事なことです。