この前、鍼灸の勉強会がありました。
その先生を初めて知ったのは、鍼灸学校の卒後研修でした。先生の紹介欄に、刺さない鍼と書いてあったので、興味を持ちました。
日本ではあまり鍼に馴染みがなく、鍼灸の鍼は注射針より細いですが、鍼は痛い、怖いと思っている方が多いです。
研修で会った先生は、優しいおじいさんの感じでした。私はモデルになって直接体験することが出来ました。
先生の治療は優しく触りながら、服の上から鍼をそっと当てるだけでした。
それだけで体が変わり、体が変わると心も
落ち付いて来ました。不思議な体験でした。
先生の忘れられない言葉があります。私が鍼灸院に勤めてしばらく立った頃でした。
先生にあれもこれもできない、ダメです、勉強が足りないですと、愚痴をこぼしました。
そうしたら、先生は
"私たちはこの道を一緒に歩いている仲間で、私はあなたより先に歩いただけです。足りないのではなく、まだ途中なんです"
と言ってくれました。
その時、自分がやっと歩き出したばかりなのに、走りたいと言っていることに気付きました。焦りがなくなり、安心しました。
私はこれからも、鍼灸の道を歩いて行こうと思っています。
たまに、寄り道をしたり、休んだりするかもしれません。
また、その道の途中でたくさんの人と出逢い、いろんなこともあると思います。
それでも、その全てに感謝しながら、進みたいと思います。
全ての人が、自分の道をゆったり、楽しみながら歩くのを願います。
