帰る途中に事故があったらしく
交差点で赤色灯が見えて車を片付けていた
二車線のうちの一車線を塞いでいて
あと少しで開通する感じがした
反対側を走っていた私は
事故のあった交差点から結構な長さで渋滞しているのを見ながら
もう少しの渋滞は解消されるよ~
なんて勝手に思っていたけれど
渋滞に巻き込まれている車の人は
いったいなんで渋滞しているのか分からないんだ

私の毎日の渋滞もこんな感じなんだろうね
私以外の人には私のダメな原因が分かる
後少ししたらうまく行くことも分かる
でも、私は渋滞にはまったまま
前の車との車間が気になったり
ガソリンの残量が気になったり
いつになったら動くのかイライラしたり
原因さえ無くなれば
少しづつスムーズに動き始める
動き始めたら原因は分からなくても気にならない


私の道は時々渋滞する
そのたびに私以外の誰かに助けを求める
私には分からない原因を知っていてくれるから
今日も助けをかりた
彼はゆっくりと丁寧に私を待ってくれた
彼が私にくれた言葉は
『嫌われてもいい』
愛されているのを知っているから大丈夫
そんな風に反対車線から手を振ってくれた

渋滞に気づき
助けを求め
事故を起こさないように少しずつ進む
そのうち渋滞も楽しめるかもしれない