昔から


ある種の記憶力はよくて


細かなこともよく覚えている。


だから、


「今、この時」の、心からの言葉に嘘がないのは分かっていても、


「今、この時」はいずれ過去になる。


過去になった言葉の約束は、どれだけ今に残るだろう?


自分だけが覚えていて。


言った本人は、忘れてしまっている。


そんな時は、まるでなかったかのように


悲しみを胸に秘めて。


自分も、無意識に同じことをしていることがあるだろうから。


でも、


どこかで。


発せられた言葉を信じていたい私がいる。



今をみる。


今にいる。


今には、嘘偽りなくあったこと。


それがあったことを、どう捉えるかだけ。


約束や、その時の想いは、


叶う叶わないじゃなくて、


それがあったことが


後から自分をあたたかく包んでくれるギフトのように


そんな風に在るといいな。


今を生きていれば、


子どものように今に集中しているから浮かぶこともないだろうけれど。


ふと浮かんだ時に、あたたかさが満ちる記憶になっているといいな。