新幹線に乗ると、
たくさんの大きな川を渡る。

昔は旅の難所だっただろう川の渡し舟は鉄橋になり、
峠越えは山の中を通り抜けるトンネルになった。

わずか数時間で目的地まで着く。


台風15号で電車が止まったとき、
運転再開した新幹線は、東京から三島までだった。

あの広い河川敷を持ち、普段は川底が見える程の河は、
どれほどの水量になったのか。

先人は知っていたのだろう。
その川に必要な川幅を。

名古屋の川を溢れさせ、関東の交通機関をストップさせ、
被災地にも、また被害をもたらした台風15号。

それでも最後に強く残ったのは、先人の知恵。

山も川も多く、海に囲まれた小さな島国は、
これまでも、ずっと自然と共存してきたのだ。

だから、きっと、これからも出来るだろう。