はじめまして、またはいつも読んでくださっている皆さまへ。
北木右京(北木@創作ノート)です。
Kindleにて、希望と再生をテーマにした作品を発表し、
複数作品でベストセラー1位を獲得しています。
声・気配・言葉――
目に見えないものの中に、人の本質が宿っている。
そんな気づきをもとに、
言葉にならない感情や、
人と人との距離を描く物語を書いています。
“こんな人じゃなかった”と感じたことはないだろうか。
その感覚は、どこから来るのか。
それは、期待を裏切られたときに生まれるものです。
誰の期待を裏切られたのかと言えば、
他人ではなく、自分自身の期待です。
親切な人だと思っていたのに、そうではなかった。
信頼できると思っていたのに、距離を感じた。
その人の実像と、自分が思い描いていた姿が違っていたとき、
人は「こんな人じゃなかった」と感じます。
あるいは、自分の中で抱いていた関係性と、現実とのあいだに
大きな差があったときも同じです。
親しいと思っていた人との距離が、
思っていた以上に遠かったとき。
そのときに感じるのは、単なる違和感ではなく、
少し大げさに言えば、失望や絶望に近い感覚かもしれません。
この感覚は、家庭や職場、学校など、
多くの時間をともにする関係の中で生まれやすいものです。
とくに、家庭のように「自分で選んだはずの環境」の中で
起きたとき、その衝撃はより大きくなります。
結婚やパートナーとの関係は、自分で選んだものだから
そこに生まれるズレは、より深く感じられるのかもしれません。
世間では「よくあること」として片づけられる出来事でも、
当事者にとっては、確かに痛みを伴う現実です。
この「期待と現実のズレ」は、
『素顔の在処』で描こうとしたテーマのひとつでもあります。
▼『素顔の在処』はこちら
人は、相手そのものを見ているようでいて、
実際には「自分の中にあるイメージ」を見ていることがあります。
そして、そのイメージが崩れたとき、
初めて“相手の本当”に触れるのかもしれません。
それは同時に、
自分自身の見方や期待に気づく瞬間でもあります。
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「こんな人じゃなかった」という言葉の奥には、
相手ではなく、自分の中にあった期待が隠れている。
そうした人と人との認識のズレを描いた作品です。
▼『素顔の在処』はこちら
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
書くことで、見えないものに光を灯す――
その小さな灯りを、これからも静かに紡いでいきます。
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