はじめまして、またはいつも読んでくださっている皆さまへ。
北木右京(北木@創作ノート)です。
Kindleにて、希望と再生をテーマにした作品を発表し、
複数作品でベストセラー1位を獲得しています。
声・気配・言葉――
目に見えないものの中に、人の本質が宿っている。
そんな気づきをもとに、
言葉にならない感情や、
人と人との距離を描く物語を書いています。
登場人物をどう作ったのか。
小説に登場人物はつきものです。
人が出てこない物語は、ほとんど見かけません。
ただし、登場人物の作り方は作品によって異なります。
テーマが違えば、物語も違う。
高層ビルと五重塔が同じ作り方をしないように、
登場人物の作り方も作品ごとに変わります。
5冊目に出版した『リストランテ・リラサーレ』も、
そんな作品の一つです。
レストランを舞台にしているため、多くの登場人物が登場します。
まず思い浮かんだのは主人公でした。
料理人を志し、修行を重ね、腕を磨き、
やがて独立して自分の店を持つ人物です。
一歩ずつ前へ進み続ける人でした。
その主人公と対比させるように、
後に店のシェフとなる人物を作りました。
こちらは料理の腕が天才的で、積極的で自信に満ちています。
努力を積み重ねる主人公と、才能に恵まれたシェフ。
同じ料理人でも、
まったく違う個性を持っています。
三番目に思い浮かんだのは、
有名店でシェフソムリエを務めていた主人公の同期です。
安定した地位を手放し、主人公の店へ移籍します。
何の保証もありません。
まるでベンチャー企業に飛び込むような人物です。
けれど、
現実にもそういう人はいると思います。
そして、
開業当初から主人公の店にいる若い女性スタッフ。
すぐに辞めてしまいそうに見えた彼女が、
やがて店の鍵を握る存在へと成長していきます。
ここまで、
物語の軸となる四人の登場人物について触れてきました。
しかし、
もう一人だけ気になる人物がいます。
リストランテ開業当初から働いている若い料理人です。
特別な才能があるわけでもなく、
どこにでもいそうな人物です。
けれど、そういう人にも物語があると思っています。
気になった方は、
ぜひ本編で出会っていただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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