※Attenuate
1.弱くする。やせ細らせる。2. (液体、気体などを)薄める。3.(力などを)弱める。辞書より

「あなたはとっても感受性が鋭いから、Attenuateしないといけないね。」
そんなことを言われたのは1年以上前の秋のことだった。
雇い主だったその先生は、私のどんなところをみてくれていたのだろう。
本当に驚いて、涙がばーーっと出てしまったことを覚えている。

今、いろんなことが身の回りで起こっている。
それで、相変わらずの調子で考えている。。。
「なんでそこまでするの?」
なんでだろうね。大切な人だからかな?
「好き」という感情はわからなくなっている。
閉じ込めてしまったのかな?失ってしまったのかな?
大人になることで、Attenuateしてしまったのかな?

「なんで?」の問いかけに「好きだから」って答えられなかった。
昔は簡単に感じられた「好き」という感情は今の私には感じられない。
じゃー、彼に見返りを求めないのかというと、
このまま自然な流れでずっと一緒にいることを思い描いているのかもしれないなーと思ったり。
でも、だめになっても追いかけたりしないんだろうなーと思ったり。

2012年は、大切な友達が結婚する年になった。
今朝、今年になって3人目の大切な友達からの結婚報告。
とっても嬉しかった。本当に嬉しかった。おめでとう☆

それで、ふと、自分がいかに「結婚」を考えていないかを感じた。
彼に対する感情は、きっと私が今、愛犬モネに感じるものに近い。

今朝、散歩のとき、モネが歩かなくて座ったり、止まったりすることが多かった。
散歩から帰っても、あんまり暴れ回らず、気がついたらふとんの上に横になって丸くなっていた。
とても心配になった。
「じっとして、動かなくなったら連れてきてください」
以前、何でもないのにちょっと調子悪そうに見えて、モネを病院に連れて行ったときに先生に言われた言葉。
それを信じて、モネの様子を観察した。
朝のご飯はちゃんと食べた。いつものように私の朝食もねだった。キャベツをあげた。おいしそうに食べた。
そしたら、おもちゃを持ってきて、遊んで~とじゃれてきた。
安心した。
そんな感じ。
こんな感じ。

当たり前に隣にいる人は、元気でいてほしいもの。
遠くに住んでいても、当たり前に隣で生きてきた人には、笑顔でいてほしいもの。
たぶん彼に対して私が思うのはそういう感情に限りなく近い。
家族でもなく、親友でもなく。
愛犬? 笑

今朝、ふと思いを綴りたくなって、書いてみた。

もう一つ。
この病院通いの生活は正直しんどかったようで、私はかなり泣き言を言った。
いーーーーっぱい聞いてもらった。
全部友達は受け止めてくれている。
ありがとう。本当にありがとう。
感謝の気持ちを伝えるのは本当に難しいけど、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
いつもありがとう。何も返せなくて、ごめんね。
そんなあなたには、いつも元気でいてほしい。いつも笑っていてほしい。
心からそう思う。

長く生きると、大切なものが増えていくんだね。
失いたくないものが増えていくんだね。
感受性が鋭いから感じるのだろうか。や、きっとみんな感じているんだよね。
"Attenuate" できているのかな。これが私だとも思う。

久しぶりに長々と。書いてみた。難しいこと。うふっ。