「もう少し一緒にいたい」と思う

「土星を観にいこう」
そんな誘いにいつもの二人は快く賛同してくれた。

それが金曜日の夜に実現した。
岡山県美星町にある、展望台が夜間開放されていることをこの年になってようやく知ったから。
行こう！行きたい！
そんな気持ちになった。

大きな望遠鏡がコンピューターの指示に従って動く。
とても迫力があった。
心躍る動きだった。
「今度はM13星団を見てみましょう」
「今度は青い星を見てみましょう」
「今度は日本人には馴染みのある星を見てみましょう。七夕のおりひめ星ですね」（ベガ）
次々に、いろんな星を見せてもらった。
はじめは、こんなものか・・・と少し期待はずれのように感じていた私を、
そんなことはないですよ！との思いを伝えてくださるかのように、
星の世界へ、天体の魅力あふれる世界へいざなってくれた。

夢中になった。

帰り道、車でいつものように家へ向かっていた。
自分たちの住む○○市の標識が見えたとき、
帰ってきたな～という安堵感とともに、
もう少し一緒にいたいな～と感じていた。

こんなこといつ以来だろうな～
一人でいることもいいけど、かけがえのない友達との時間は、
「もっともっと続けばいいのにな～」　と
　子供の頃感じためっちゃくちゃ楽しい時間の後の興奮　や　
　　大好きな人と一緒に過ごす幸せな時間に感じた思い　をよみがえらせるものだった。
ずっと続かないからこその　今　に対する執着。
とても心地いい感覚だった。
Bump of Chicken の　Supernova のメロディーが流れていた♪

なんとなく、
もうすぐ『恋』もできそうな気がしてきた。
「もう少し一緒にいたい」と感じるような特別な異性に会えたらいいな・・・
と久しぶりに思った。