紙一重という言葉を耳にしたり、自分で感じたり。

天才と変人?は紙一重。

今朝、会社に行く電車の時間が良いのが無くて、
50分も早く着きそうになっていたところ、
歩いていたら、
カメラを持って月の写真を撮っている人がいた。
なんとなく、暇だし、会社に早く着きすぎてもいけないかもしれないし、
と思って、
カメラを持った男の人に話しかけてみた。
たぶん40代中頃の男の人だった。

月を写真におさめようとしている。
私も、朝焼けに魅了されて、写真に残したい気持ちになっていたから、
話しかけたくなった。
せわしい世の中で、朝の美しい月を見ている人がいたんだ。

勇気を出して、話しかけると、
なんと、近くの看板やさんの男の人で、
看板やさんに案内してくれた。
仕事とは別で作っている作品を見せてもらった。
異空間だった。
かなり、芸術思考の強い人で、なんだかちょっと変な人だったかもしれない。

でも、
ステキな感性を持っていた。
名刺をもらった。20分くらい話しただろうか。
友達になれるタイプではないけど、
鬱になるときは、こんな作品なんて作れないんだよね・・・
と言っていたけど、
正直さが魅力的だと思った。
人間味が溢れていて、わたしは嬉しくなった。

「看板の仕事は、力仕事だから、
女の子は雇えないんだよね~」と言われた。
男の子だったら、わたし、お願いします!なんて言ってたのかな?
展覧会をするとき案内状を送ってくれるらしい。

また一つ楽しみが増えた。そんな気がした朝だった。
それにしても、
見ず知らずの男の人に話しかけた私は、ちょっと勇気があったと思う。