まずこの講座を受ける前に基礎知識3を受講してくださいね。
じゃないとまず理解できませんよ!
今回は魔法の類似型、変化型の利用について学習しましょう。
まずは二つの型を比べてみます。
類似型は変化型と比べて格段に消費する魔力が少なく使いやすいです。
火や雷、水をつかう魔法にしてもほぼ本物と同じ効果を持つものができあがるので、相手に与えるダメージは本物の火や雷なんかを使うのとはほぼ変わらないと言っていいです。
比べて変化型は、チャージにも時間がかかり、呪文にも本物を作り出すため、単語が増えます。
さらに魔力の消費も大きいです。
こう書くと、変化型はどこにもいいところが見当たらず、どこで使うのが効果的かわかりませんよね?
それをこれから解説します。
ここからが始まりですからね。
少し複雑で、言葉だけで説明するのは難しいのでここからは少し図解も混ぜていきます。
世の中には魔法から身を守る魔法障壁というものがありますね。
この魔法障壁というのは、補助の魔法に分類されるのですが、それを張られてしまってはどんな攻撃も防がれてしまう・・・そう思われがちです。
しかし実際はそうではないのです。
まず通常の魔法障壁というのは類似型の壁なんですね。
つまり魔力だけでできた壁です。
これは魔力が集まっただけの壁なので、魔力の密度が高い壁だと危険ですが、通常のものなら生き物が通り抜けても、体に害はないのです。
つまり、通常の魔法障壁は魔法だけから身を守れるんですね。
通常の魔法障壁は通り抜けできる、それは覚えておいてくださいね。
そして話を元に戻しますが、通常の魔法障壁を張った相手に、普通のファイアーボールをぶつけるとこうなります。
この図は類似型の魔法を紫色で表しています。
ファイアーボールが跳ね返されていますね。
類似型の障壁に類似型の攻撃魔法をぶつけても、効果がないのです。
これは常識の範囲内なので、わざわざ説明するまでもないでしょう。
次からが本番です。
では、魔法障壁を張られてしまっては魔法がまったく効かないのかというわけではありません。
類似型の魔法障壁に変化型のファイアーボール、つまり、本物の火をぶつけると・・・
図のように魔法障壁では防ぐことができないんです。
類似型の障壁は魔力のみで構成されているので、魔力しか防げないというわけですね。
つまり相手に魔法に対する壁やバリアを張られてしまった場合や、魔法を吸収するモンスターなんかと対峙したときは、消耗が大きくても、変化型の魔法を使い攻撃すると、うまくダメージを与えることができます。
それでは逆にこちらが魔法を防ぐ側だったとします。
すると普通の障壁では攻撃を受けてしまう。
ならば今度はこちら側が、変化型の壁、要するに魔力だけでできた類似型の壁ではなく、本物の触れることができる壁を作り上げてしまえばいいんです。
そうすれば壁に当たった類似型の魔法は跳ね返され、
変化型の魔法も受け止めることができます。
そして変化型の魔法同士のぶつかり合いとなると、魔法の発動者自信の魔力の戦いになります。
相手の壁より強い魔法を出せば、壁を破壊できますし、相手の攻撃魔法より強い壁を作れば、敵からの攻撃を防げるという仕組みです。
要するに最後は魔力の高いもの勝ちということです。
というわけで、皆さんも、魔法を使う際は、魔法の威力も魔力を高めることも効率よくできる練習を、行うようにしましょう。