ケイ君の魔法教室 ~召喚魔法 | Another やまっつぁん小説

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 今回は特別な魔法、召喚魔法についてです。

 と、言いましても僕実際はほとんど召喚魔法について知らないんです・・・。

 学校で習う一般的な知識はありますけど、専門的なことはよくわかりません。

 でも、この間僕の仕事仲間の召喚士・・・シーというのですが、彼にいろいろと教わったので、その知識も交え、少し詳しく説明しようと思います。

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 まず、召喚魔法を使うのは大変に難しいです。

 特に召喚魔法を扱うのに必要な恩恵を受けるには、一角獣の角や、星のかけらと呼ばれる特別な石などが必要だそうで、どれもとても希少価値の高いものです。

 さらに、アイテムをそろえても、才能がないとうまく扱えないというとても難しい魔法です。


 しかし、実際どの条件も満たし、召喚術士として活躍する人もいます。

 皆さんも、もしよければ、召喚術士を目指し、道具集めに奮闘してみては・・・?


 まぁ、召喚術士に必要な道具などは別で紹介するとして、早速召喚魔法についてお話しましょう。



 召喚魔法といえば異界から恐ろしい魔物、たとえば巨大なドラゴンなんかを呼び出す・・・なんてイメージがあるでしょう。

 確かにそれも合っています。

 しかしそれは伝説や物語に出てくる話であり、今この現代、この世界にドラゴンなんていう大きなものを呼び出せる召喚士はいないと考えていいでしょう。

  実際の召喚術士はもう少し規模の小さいモンスターのようなものを呼び出すことが多いようです。

 

 たとえば僕の仕事仲間シーはマグ・クラウディアという名前の雲のような召喚獣を呼び出すのですが、それも話に聞くドラゴンほど大きなものではありません。

 しかし力は一丁前です。

 マグの能力についても後日紹介しますので、そのとき、召喚して呼び出す生き物ってこんなやつなんだなぁ、と知ってもらえれば幸いです。


 それで、先ほどの話からわかるように、現代の召喚術士は小さいながらも力強いものを呼び出すようです。

 

 話によればいまや召喚術士の数が減り、大きな召喚獣を呼ぶ術は失われつつあるそうです。

 なので、ぜひ、この講座を聞いている方の中から召喚術士が生まれてきてほしいですね・・・。

 

 

 さて、ではここまで話して、もう満足しているのではないでしょうか、皆さん。

 実は召喚術士の能力はこれだけではないのです。

 

 召喚術士は何か生き物を呼び出すだけ、という先入観がある方も多いと思いますが、実際そんなことはありません。

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 召喚術士は異界の武器や防具、衣服、食物なども呼び出すことができます。

 特に異界の武器は強力で規格外の能力を秘めたものが多いそうで、武具召喚術を習得しようとしている人が少しずつ増加しているそうですよ。

  といっても最初のうちはただの剣よりも弱い武器しか召喚できなかったりとつまずくところも多いそうですが。

 


 このように難しい魔法で、一癖も二癖もあるものですが、とても奥深い魔法です。

 今後何か新しくわかることがあれば、この講座に新たに追加してお話しようと思います。


3・19追記


 魔法基礎知識3で魔法の変化型、類似型について解説しましたが、召喚魔法にはこのような区別はありません。

 正しく言うと、変化型しかない魔法です。

 召喚するものは異世界にある実物を召喚するので、召喚魔法はすべて変化型になるのです。

 

 ちなみに、生き物を召喚した場合、その生き物が実物でも、生き物が使う魔法は類似型の場合があります。



 そして、呪文方、チャージ型についてですが、召喚魔法はチャージ型では危険ですので絶対に使用しないでください。


 召喚魔法というのは、召喚者の魔力を使って、召喚したい生き物や物がある空間と、召喚者のいる空間をつなぎます。

 そして空間同士を魔力でつなぎ、魔法陣を出すなり、空間に穴を開けるなどして、召喚するのです。


 呪文を使えば何を召喚したいのか具体的にわかりますから、問題はありませんが、チャージ型となると術者のイメージだけで、異界とつなげてしまうので、何が出てくるかわかりません。

 実際異界から剣を召喚しようとした際、チャージ型で魔法を発動したため、剣の形をしたモンスターが召喚されてしまい、それを召喚した術者が大怪我をするという事件が最近ありました。


 なので、チャージ、自分のイメージだけで、召喚魔法を使うのは絶対にやめてくださいね。