NASAが人類と宇宙人との接触に言及したのは「考古学、人類学と星間のコミュニケーション(Archaeology, Anthropology and Interstellar Communication)」題された本。この本の中で、NASAは過去、現在、未来における宇宙人とのコミュニケーションの問題について言及しています。

例えば、紹介されている事例の中にはバーミンガム大学のウィリアム・エドモンドソン氏が提唱している地球上に存在しているロックアート(岩石壁画)が、地球外の起源を持つという説。この中では、岩石の形状や描かれているモチーフなどから、宇宙人がなんらかの目的で作成したとしています。

「考古学、人類学と星間のコミュニケーション」は、セティ研究所のダグラス・バコー氏がNASAのために作成した資料で、さまざまな研究者の助けを借りて宇宙人とメッセージをいかにやり取りするかを提案しています。

序文でバコー氏は、「宇宙から無線信号を受信できた場合、宇宙に知的生命体がいることをわかっても、何を伝えようとしているのかはわからない」としています。

バコー氏は、過去のロックアートなどを参考に、絵などの視覚情報でやり取りをすることが妥当だと指摘。また地球上で使われている音によるコミュニケーションも可能かもしれないとしています。

宇宙は広大で、人類の科学力が宇宙に到達したのはここ数十年。そう考えると、今後、宇宙人と接触する可能性を考慮しておくことはバカげた話ではありません。

エーリッヒ・フォン・デニケンが唱えた、人類史上の古代または超古代に宇宙人が地球に飛来し、人間を創造し、超古代文明を授けたという科学の一説「古代宇宙飛行士説」は、全てが否定できるものではないのかもしれませんね。巨大な考古学遺跡やオーパーツなど、まだまだ謎が解明できないものがある限り、人類史に宇宙人の存在が見え隠れし続けるようです。

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