個人事業主になるには10(売り上げ0円で経費だけ計上?) | Em光晴の日記

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個人事業の売上が0円で経費だけ計上できるのか?

売り上げが0円で経費だけを計上できるのは、

「製品開発や研究のために1年間かけて、リサーチや営業するに至らず取引先も見つからなかった。つまり売上を作るに至らなかった。」というような、本来の意味での起業に限るでしょう。

 

数年前に「サラリーマン副業」が流行りました。そして、象徴的な事件が起こりましす。

税金の還付(払いすぎた税金が戻ってくる)を受けるために架空の経費を計上する手口を多くのサラリーマンに指南した税理士が逮捕されるという事件です。

副業でも、本業でも、個人事業主として開業届を出したものの事業の実態がない場合は、経費だけあげても「単純に税金逃れ」として見られても仕方がないので注意しましょう。キーワードは「実態」です。実態=売上。売り上げがあってこその経費ですから。

エア副業だったりフェイクは認められません。

 

「実態なし」ならいらん。少しでも活動したなら出せ。

結論から言うと、個人事業主として少しでも活動したなら必ず経費は発生していことになりますので、確定申告を出すことをおすすめします。

例え、売上がゼロでも経費はかかっていますよね。。

その経費だけを帳簿につけて確定申告。もちろん、赤字決算。

一見、悪いことのように思えるかもしれませんが、合法も合法で、むしろ「何か文句ありますか??(゚Д゚)ゴルァ!!」って話です。

逆に、事業の実態がなく、つまり、何にも活動しなかった場合は、売上もゼロですし経費もゼロです。

確定申告は不要です。

それを、ヨコシマな考えで「経費だけを入力して赤字を出す。源泉徴収で引かれた税金を取り戻す。」

これは、よろしくない行為です。

 

税務署も、誰もが思いつくアイデアは想定済み

サラリーマンが副業で個人事業を開始したなら、「本来ならプライベートの出費」を経費として計上できる。そして、最終的に税金の還付が受けられる。」考えることは皆同じ、です。

副業の職種をアフィリエイトやブロガーとしたなら、理屈上、プライベートで出費するあらゆる費用を経費にすることも可能です

本を買ってレビュー記事を書けば書籍代は経費ですし、電化製品を買ってレビュー記事を書けばそれも経費です。

レストランで食事をしても、そのレビューを売り上げに変えるための記事として書くなら飲食代も100%経費にすることができます。

記事を書くためにキャバクラに遊びに行っても取材費とすることもできます。実際、風俗関係のライターは風俗代金もしっかり経費ですね。

ただし、それもこれも、事業活動の実態(売上を作っている)があれば、の話です。

いくら売り上げ目的で経費をあげたとしても、年間10万円の経費をかけて1万円の売り上げしかない場合は、「ビジネスとしておかしいでしょ?」ということです。

利益を出すつもりのない「単なる税金逃れ」と解釈されても文句は言えません。

結論を言ってしまえば、税金還付を狙ったフェイクな個人事業の開業はバレバレです。

やりすぎると怒られます(笑)

だから、やらないほうが良い。

 

個人事業主で自由にはばたく

とりあえず、個人事業主の売り上げゼロ申告や赤字などについてイロイロに書いてみました。

繰り返しておきますが、 税金を逃れるため、あるいは、払った税金を取り戻すためだけの目的で、個人事業の届け出を出し、売り上げをゼロで、経費だけをあげて赤字申告をする。

誰しもが思いつくことで、稚拙(ちせつ)でチョンバレの脱税であることをお忘れなく。

そうではなく、個人事業主として開業するなら、できるだけ多くの売り上げを得るよう努力する。
その結果、さまざまな経費が発生し赤字になる。

それなら、まったく問題なし。

マネーリテラシー(お金に関する知識やスキル)は高ければ高いほど、手取り収入が増えるのはもちろん、人生でかかるコストも究極まで安くすることができます。個人事業主を始めると、いやでもお金に関する知識やノウハウが身につきます。

入ってくるお金を最大化しながら、出ていくお金はギュッと絞る。

税金を払う奴は馬鹿(書籍)などを片手に、個人事業主を始めて、自分や家族に関するお金についてかしこくなってみてはいかがでしょうか。