完全な密室にもかかわらず、この闖入者は一体何処から入って来たのだろうか…
仕事を終え帰宅し、一息ついた所で、その存在に気が付いた。
窓は開いていない。
玄関も鍵が掛かっていた。
(一体どうやって入り込んだんだ?)
大きな声を出して相手を刺激してはならない。大人しく部屋から出て行ってもらわねば。
ふてぶてしく背中をこちらに向け、床に居座る闖入者に視線を向ける。
どうしよう…
一先ずテレビを点けて、ニュースなんぞ見てみる。
—20分経過—
……ハッ!?
気が付くと、先程まで居た闖入者の姿がない。
が、しかし。
カサッ…カサッ…
居る。
確実にまだ居る。
その音は、床に放り出してあった柿の種の袋の方から聞こえた。
私の柿の種!!!!!!
闖入者は
柿の種の袋の下に潜り込んでいました。
考えた結果
もともと部屋に居たのではなく
私にくっついて入ってきたのだろうという結論になりました。
だって、マルに見つかってたら、原型をとどめてなかったでしょうから…
※彼はベランダから放り出しました。
