桜はまだかいな♪ソメイヨシノの生まれ故郷★前編
東京、春一番が吹きました。
桜の季節ももうそこまでですね。
温室は、既に日中は４０度半ばを超えています。
後から出てくるサボテン屋さんで買ったもので、元は大きな群生株、
腐りが出て昨夏に胴切りしたのを植えつけておいたのですが。
灌水無し、根もまだ十分じゃ無い筈なのに、凄い生命力。
他も蕾を膨らませています。
革命が起きようが、天変地異が発生しようが・・・。
季節はまた、巡って来ます。
トルコの旅の続きを、と思いましたが、
そういや昨年からの積み残し綴りもずいぶんある・・・
ので、今回はそうした「忘れ物」の「前編」。
トルコの旅前からアップロード済みでしたが、
公開を忘れてました～
Time goes by・・・間もなく３月、
今年の誓いもたてないうちに・・・早いもので。
知人の弁護士の年賀状に書き添えられた事に驚愕したのですが、
「今年、東京音大の声楽科を受験する」とありました。
彼女、確か東大出、更に中国の某名門大学にも留学してた・・・、
自分の法律事務所も順調な筈なんですが、
やはり根っから学ぶのが好きなんでしょうね。
そう言えば、もうおひと方の弁護士の友人も・・・、
京大在学中に、司法試験合格されてた彼女、
以前、お聞きした時に、勉学に忙しく、京都の町を
殆ど知らないとかおしゃっていたような・・・、
丹後や京都旅も一緒に行った後、
とんと御無沙汰、連絡しなきゃ、近いうちに。
私のようにムラっ気いっぱいの小人には、
全く気が遠くなるような言でしたが、
法律、医学、科学などの分野の進歩は、
こういう方々がいらっしゃるからこそ、
成り立っているのでしょうね。
さて、そんなムラっ気の私が意外と続けて買ってるのがこの雑誌。
趣味人には、魅力の記事満載の雑誌ですが、
今回は、最新号が、先日知りあった編集者の方から届きました。
駅スタンドなどにもある雑誌ですので、
興味を感じられた方は、一度手に取ってみて下さい。
今日は、そんな雑誌にもチョイ関係のある・・・。
では、今回の音楽
この季節、毎年アップしているような気も・・・。
色々あるバージョンですが、この衣裳↓での唄が、
一番記憶に残っています。
正月三賀日のブログで触れた８５年も前の
無声ハリウッド映画「バクダッドの盗賊」。
その約１５年後、同名の映画がイギリスで作られました。
先日、ＤＶＤで借りたその「新作」を鑑賞。
で、思ったのですが、スターウォーズの原点を見るようでした、
スターウォーズを黒澤映画にヒントを得たとの解説もありますが、
私は、むしろコッチだなって。
要はアラビアンナイトなんですね、スターウォーズも。
ところで「バグダッドの盗賊」の「旧作」で
モンゴルの王子に扮し、評判をとった
日本人のハリウッドスターの草分け、上山草人さん。
上山さんの墓は、青山墓地にあります。
最近は、こうした有名人の墓所巡りがブームらしいのですが、
私の場合、昔からの趣味で・・・
そして、「狙う」は、寧ろ有名人じゃない
埋もれた墓を探す、そんな趣向好き・・・、
今回もそんな？お話、訪れたのは、
去年１２月も半ば過ぎ、東京は駒込。
山手線の北、ここは、前にもご紹介した事のある・・・。
３代続く都内最古のサボテン屋さん。
メデューサのようなサボテンの出迎えを受けた玄関口。
ちょうど新しい荷が入ったところデス。
これらは、南アフリカなどが原産の多肉植物たち。
冬夏が逆の南ア産植物は、秋からが成長期。
一方、メキシコや中南米が故郷のサボテンも・・・。
特にこの日は、某趣味家がコレクションを放出。
これらは、メキシコ原産のロフォフォラ属。
その中の銀冠玉と言う種です。お供え餅の様な容姿。
ロフォフォラ属の中では、成長が遅い仲間で・・・。
大きな群生株は、希少なんです。
因みに古代マヤでは、アルカイド麻薬成分を含むこの植物を・・・。
儀式では、食させ麻痺したところで生贄にしていたとか。
そして、こちらも成長が遅いサボテン。
花籠と言う和名種です。この種は、成長が極めて遅い。
種まいて育てても・・・３年たって、やっとゴマ粒くらい。。
その為、いつも高価で取引される仲間です。
事務所からマンション屋上の温室群へ。
こちらは、多肉植物の中で、今人気一番のハオルシアの仲間。
半日蔭でも育つのが多く、比較的強健な種・・・。
ベランダ、室内での栽培可能と言う事で・・・。
グリーンインテリアとして女性を中心に、今、人気です。
さて、そんなハオルシアの温室から階下を眺めれば・・・。
撮影中？
実は、全くの偶然ですが・・・。
冒頭で紹介した「ＰＥＮ」の取材が行われていました。
温室があれば、一年中何がしらの花が楽しめるのがサボテン。
こちらにも一番人気の兜丸が色々。私は小学生の頃・・・。
夏休み東京に遊びに来た際に、ここで兜丸を購入しました。
↓鶴巣丸と言う古い和名種の名付け親は、ここ鶴仙園初代。
熱心な取材、先程の最新号では１Ｐ程の紹介ですが。
この時、ライターさんカメラさん編集？さんなど３人の陣容。
この辺り、記者・カメラ・照明さんの3人ｾｯﾄのTVにも似ています。
奥で取材を受けているのが２代目のご主人。
池袋西武デパート屋上にも店舗があって、そちらは若い３代目担当。
私も聞かれもしないのに悪い癖で、サボテンの蘊蓄を横ヤリ。
お先に失礼しましたが、取材はかなり厚かった感じ。
↓個人的には、この「あずさ」の札が気になる元山ボーイ。
サボテン屋さんを出るとすぐあるこの公園は、染井に因んだもの。
以前もご紹介してますが、ここは、江戸時代賑わった染井の地。
当時は、植木屋さんが沢山住み、花屋が立ち並ぶ街でした。
花好きな江戸の町の人々が、やって来て・・・。
それはそれは、華やかなリアル「花町」だったそうです。
この時は、まだ垣根のさざんかが花咲いてました。
往年の隆盛ぶりを偲ぶものは、今は殆どありませんが・・・。
公園の角脇にある染井の稲荷神社や・・・。
その隣にあるお寺を訪ねてみましょう。
町の様子は変わっても、人々の信心は変わらない。
小さな社ですが、ここも弘法大師様の不思議が伝わる・・・。
古くからあるお寺。
江戸時代は、広大な所領を誇っていたお寺でしたが。
ご維新で、規模は縮小。
そんな墓地の一角。
江戸時代、ここ染井に住んだ某「隠れた大物」の墓があります。
伊藤家は、徳川将軍に使えた植木職人の家柄。
伊藤伊兵衛は、将軍吉宗の御用植木師として名を馳せます。
元禄の頃、伊藤家の６千坪もの大きな庭園が染井にあって・・・。
様々な花々が季節を染め込んでいたそうです。
因みに桜のソメイヨシノは、江戸時代末に染井で開発された種です。
染井には、今も伊藤の姓を継ぐ人々が多くいます。
ソメイヨシノ桜発祥の地に近いとあって。
近年流行りの立ち寄り湯にも「桜」の名前。
先程のお寺から北にちょっと進めば、そんな温泉施設の横に。
地元では、名の知れたスイミングセンター。
この時は、丁度アジア大会の活躍が終わった頃。
五輪金ﾒﾀﾞﾘｽﾄ北島選手は、小さい頃からここで泳いでいました。
おっ！いるいる！・・・なんて。
スイミングセンターからもう見える所。
古い往還路の先。
これまた歴史ある染井の墓地。都内の霊園では最小規模とか。
一般には、水戸徳川家の墓所として知られていますが・・・。
多くの著名人が眠るので、墓巡りのスポットになっています。
染井霊園の周辺には寺社多く、そこにも多くの有名人や・・・。
歴史上活躍した人々が埋葬されています。
今回は、そんなお墓も併せてご紹介しますが・・・。
まずは、この染井の墓地から。
染井霊園だけでも、錚々たる方々の名前が・・・。
そしてこの時は、「坂の上の雲」のドラマ鑑賞間もない時でしたので。
無料の案内地図を手に、まずは陸羯南の墓へ。
年末のNHKのドラマでは、佐野史郎さんが演じられました。
ソメイヨシノが覆いかぶさるような小道を辿って・・・。
続きは、次回、後編に。
オマケのエンディング曲