人生最大の試練② | アールRのステージⅣでも 幸せ日和な毎日♪

アールRのステージⅣでも 幸せ日和な毎日♪

乳ガン10年目に進級した現在、脳転移が発覚し 放射線治療を開始します。「ガンであっても 自分は…自分らしく、ガンを含めて 人生を楽しむ」が ブログの裏テーマです♪
人生で今が 1番幸せ〜そう感じながら毎日生きています。
年を重ねていく事も楽しいね〜



S高校 入学式の日…息子のクラスの担任の先生が、



此処に居る皆んなは 多分 K高校に落ちた者ばかりだろう…

今は 挫折感を味わい 辛い気持ちだろうが、

これからの3年間の 過ごし方によっては、必ず

3年間後に 希望の大学に入って 歓びを手に出来る。

これからの 1日1日を その時の為に 努力を惜しむな…



みたいな内容の話をしていたと 記憶しています…

さすが 進学校だなぁ〜と 私まで 入学早々

重苦しい気持ちになったのを 今でも 覚えています…



入学して〜まだ 1ヶ月も経っていなかった頃、

季節外れのインフルエンザが 大流行していて

息子も、そのインフルエンザに 掛かってしまいました。


K高校への入学を目標に ずっと頑張ってきての挫折感…

燃え尽き症候群で〜一気に意欲も失せ

季節外れのインフルエンザで

学校を数日間程 欠席した事によって、

息子の中で 何かが 壊れていったのでしょう〜

そこから、息子の 不登校人生が 始まりました…




もちろん、学区内でも有名な 私立の進学校だったので〜

担任の先生にとっても 息子の様な生徒は 珍しかった様で

私達も 学校に 呼ばれたり、先生も 何度も 自宅へ来てくれたり〜

先生が 家に訪ねて来たと分かると 息子は 2階の

自分の部屋の窓から 外へ 脱走して行ったり〜

もう、先生にとっても 私達にとっても

あの頃は、先の見えない…お手上げ状態でしたね〜






自分の事だったら 色んな辛い事があっても、

負けずに 立ち向かって 頑張れる私でも、

こと、子どもの事となると てんでダメで、

暗くて長〜いトンネルの中に ずーっと居る気分でした…




そんな時、どうして 気持ちを 切り替えたのか?


それは、息子の生まれて来た新生児の時の写真を、

辛く 押し潰されそうな気持ちに なる度に 見ていました。





そうよ、この子が ただ、ただ、

五体満足に 生まれてきてくれるだけで、

それだけで、良いんだ〜!! って、

思っていて、実際に そうやって 生まれてきてくれた…

これ以上 何を 望む必要が 有るのか?

息子の存在だけで 十分に 幸せを 与えてもらったやん⁈





そう 思うと もう 学校に行かなくなった息子でも、

愛する息子には 何の変わりもなく、

息子の好きな様に やらせてあげようと 思うと、

私の中の不安は、すーっと 消えていきました。



もう一度 来年の春に K高校を受験しても良いよ〜って、

私達は 息子に 言いましたが、息子の出した答えは、

一年間休学をして 来年の春…1年遅れて S高校へ

再入学する…と言う形に 落ち着きました。




翌年、自分とは 一つ年下の同級生達と 再スタートした息子…

クラスの自己紹介の時には、自ら 

自分は 皆んなよりも 一つ年上であると、 

隠す事なく 堂々と 経緯を話したそうです。

部活も クラス担任の顧問だったバスケット部に入り

楽しく 充実した1年遅れの 高校生活を 満喫しました。




まぁ〜結果オーライ…今では 良き思い出ですが〜

本当に あの頃は 私史上 人生で 一番 苦しかった日々でしたねー!



でも、それを 抜け出せたのは 他ならぬ 

息子の赤ちゃんの時の 写真でした。


不安で 何も 見えなくなっていた私に 

本来の自分自身を、 初心の気持ちを、

思い出させてくれた…





人って 何かに 悩んでいる渦中の時には、

絶望感に支配されてて 自分自身を 見失ってるけど〜

きっと、必ず 何かのキッカケで そのトンネルから

抜け出る事が 出来るので〜私の思い出話が、

そんな事も あるのか〜位に 誰かの参考にでもなれば…

そう 思って、久々に 胸にしまってた

懐かしい思い出話を 綴ってみました♪