ちと湿っぽい話が続いてしまいますが、ご容赦ください。
自分の記録として、書き留めておきたいので。
主人のお父さんが、6/14の朝に亡くなってしまいました。
覚悟は半分していたし、最期を主人のお母さんが看取ってくれたから、安心はしたんだけれど。
大好きな家で、最期を迎えさせてあげたかったな。
自分の両祖父を癌で亡くしているから、病名が分かった時点で、ある程度心の準備は出来ていたつもり。
脊髄と血液の癌だけじゃなくて、最終的には高熱と肺炎が決定打。
亡くなった後に病院駆けつけて、白い布で覆われたご遺体の手に布越しで触れた時は、まだ手が温かくて。
最後に手を握ったのは、いつだったかな。
イギリスに越してきてから、主人のご両親と暮らしてきたから、私にとっては、本当にイギリスの両親。
だから、「義」の文字は敢えて書いてません。
楽天家で、お茶目、ふざけるのが好きで、ちょっと自慢が好き、大袈裟だけど憎めない、家族想いで平和主義、サッカーが大好き。
紅茶は、砂糖小さじ一杯でミルクはごく僅かに淹れるのが好み。
お酒とカラオケが大好きで、自分のパソコンには数えきれないほど曲が沢山。
一日中、パソコンやテレビの前にいても平気で。
私がお茶を淹れるか訊くと、「訊く必要ないよ、どのみち答えはイエスなんだから」と、毎回笑ってくれて。
まだ主人が彼氏だった時の、主人の誕生日パーティーで、私の手を握って、涙ながらに喜んでくれたり。
「息子の彼女になってくれて、ありがとう」って。
去年、結婚式で家族の誰より先に泣いてくれたり。
結婚式の写真をまとめて、動画にまとめて見せてくれたり。
涙もろくて、人情家。
そういえば、インスタグラムで知らないうちに、フォトグラファーが結婚式で撮ってくれた、主人のお父さんと私のツーショットを上げてくれていたこともあった。
LFCが勝った日には、パブでお母さんと夜中まで過ごして、帰ってきたかと思えば大声でYNWAを歌って、翌日勤務の主人をキレさせたり。笑
Queenが好きで、LIVE AIDをよくYouTube で流したり。
家の壁が薄いから、私たちの隣の寝室でイビキを盛大にかいていたり、TVのボリュームが大きくて、何を観ているか丸わかりだったり。
病院行く一週間前ぐらいに、ベッドから起き上がれないから、紅茶を寝室に持っていってあげた時、
「人生これまで色々あったけど、今まで乗り越えてきたから、今回も乗り越える」
って、笑顔で話してくれて。
無理して強がっていたのかもしれないけど、主人のお父さんなら出来ると信じていた。
病名が判明したのはその後だったけど、病院で一人で病名を知ってしまった、主人のお父さんが居た堪れない。
病院どころか、注射も嫌いなのに、お腹膨れて盲腸の手術も、検査も受けて、勇敢だった主人のお父さん。
思い出すと寂しい反面、まだ居なくなってしまった実感湧かない。
まだ病院に居て、いつか退院してきたら、またお茶を淹れてあげたいなって思ってしまう。
主人のお父さんでいてくれて、私を娘として迎えてくれて、本当にありがとう。
たまには家に顔を出して、またカラオケで大声で歌ってね。またお茶淹れてあげるから。
病名が判明してから早かったけれど、闘病辛かったよね。
お疲れ様。
主人のお父さんの分、これから私も主人とご家族支えるからね。
心配しないで。
主人を、これからも大切にするからね。
喧嘩もするけど。
主人のご両親の娘になれて、感謝しているよ。本当ありがとう。