駅探訪第8回は相老駅です。
国鉄足尾線の駅として開業し、現在はわたらせ渓谷鐵道と東武鉄道の駅となっています。
桐生市の相生地区にあり、開業時は相生駅だったのですが兵庫県の相生駅と同名になるため相老と改名しました。
有人駅で管理はわたらせ渓谷鐵道が行い東武は委託している形となっています。
主な利用客は学生とこの周りは工場も多いのでその従業員です。
ちなみに全国の駅名を50音別に並べると最初にくる駅です。
ホームは相対式ホーム2面2線+島式ホーム1面2線の計3面4線となります。
相対式ホーム(1番線・2番線)をわたらせ渓谷鐵道が使用し、島式ホーム1面2線(3番線・4番線)を東武桐生線が使用しています。
こちらが相老駅の正面となります。レトロなホーロー看板も残っており大変趣があります。
有料駐車場などはありますが送迎用の駐車スペースなど特に整備されておらず確かに使いにくいです。
リニューアルで駅前ロータリーとなるとこの光景はなくなるかもしれませんが、利便性は向上すると思われます。
また完成予想図には駅前にアーケードの屋根のようなモノが見られるので、相老駅の看板も見難くなるかもしれません。
入って左側に待合室があります。当然クーラーなど無く「これぞ地方駅の待合室!」って感じです。
しかし駅は綺麗に清掃されており汚い感じはなかったです。
当然発券機はわ鐵と東武のものがあり、わ鐵側の発券機では桐生駅乗り換えのJR線の切符も買えるようになっています。
改札を抜けて直ぐにのりば案内が掲げてあるのですが、マジックの但し書きが手書きで癒されます。
ホーム入って直ぐにある1番線。わたらせ渓谷鐵道の桐生行ホームです。
こちらは跨線橋から撮った写真で1番線と2番線を見渡したところです。
蒸気機関車などで貨物輸送やっていた頃には現在の1番線と2番線の間に中線があったと思われます。
2番線、大間々・足尾方面ホームには観光路線らしく観光案内が設置してあり、りょうもう号などの東武鉄道利用者にアピールしています。
右側の写真は東武側のホームから見たところです。
2番線にはSuica・PASMOの入出場処理をする簡易改札機が設置されています。
東武線からIC乗車券で来られてもいちいち駅舎まで行かなくて大丈夫。
JR桐生駅にも同じものが設置してありますが、わ鐵はPASMOが使えないので乗り換えの際にはこちらで処理が必要になります。
現在わたらせ渓谷鐵道は通常2両編成までなのでホームの中央しか使いませんが、端の方に行くとおそらく国鉄時代に設置されたと思われる看板がいくつかあります。
続いて東武桐生線側のホームです。
写真は反対側から撮っていますが、こちら側に駅舎はなく一度跨線橋で駅舎側に出て再度構内跨線橋にてホームに向かうことになります。
ホームは島式の普通のホームです、、、、が
このホーム1990年頃に延伸工事しています。
理由はそれまで通過していた急行りょうもう号(現在特急)を停車させるためで、それまでは6両編成が停車できるだけの長さがありませんでした。
写真に大4と書かれているように、昔は普通列車しか停車しなかったので4両分あれば十分でした。
確かに自分が子供のころ、1800系時代は新桐生→赤城だった印象が強いです。
現在は全列車が停車します。
こちらが延伸されたホーム先端部分。
大6と書かれており6両編成対応ホームとなっています。
ちなみにこのマークは車掌が停車位置を確認するもので大6とは6両編成時の停車位置を表しています。
下の[5M]というのはオーバーランしても先頭車両がホームからはみ出さない範囲。
大というのは東武鉄道の社内で20m車両の事を意味しています。
小というのもあって、こちらは18m車両の事。
東武鉄道は日比谷線乗り入れ車両が18m車ですので大きさの違う車両が混在しています。
ですのでその違いを大小で表しているそうです。
入線してくるとついつい撮ってしまう大好きなりょうもう号。
この日は上り下り1本ずつ見ましたが下りはレアな250系でしたね。
伊勢崎線全通100周年記念ヘッドマークもようやく見ることができました。
桐生の駅探訪シリーズ
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