拝啓 横綱 朝青龍殿
梅のつぼみもほころぶ季節となりましたが、横綱におかれましてはここ数日のご決断
さぞや悔しい思いでいっぱいだったことかと思われます。
土俵上で見せていただいた、あの気迫ある取り口がもう見られないと思うと
残念で残念でなりません。
昨夜のNHKの番組で、高知明徳義塾時代インターハイでご活躍
されていた当時の映像を拝見しました。筋肉質で丸刈りの小柄な高校生が
土俵上で粘りの相撲をとっていました。モンゴルから一人異国に来て横綱になるまで
どれほどのご苦労があったでしょう。
インタビューでは、相撲を愛していたと言われましたね。土俵上では鬼にならないといけないとも。
以前、横綱大鵬もそう言われてました。自分の地位をおびやかすものはたたかないと引退しかないと。
だめおしや、品格について横綱審議委員会から苦言がありましたが、モンゴルの闘士の血を引かれた
DNAなくては歴代3位25回の優勝はなかったでしょう。
日本は民主主義かと思っていたが社会主義と言われたのは、日本相撲協会への思い
ではないのですか。
土俵外ではいろんな事がありましたが、サッカーの岡田監督もおっしゃってました。
みんなが聖人君子でなければいけないのですかと。
横綱は高知明徳義塾の監督や床山さんやにご相談されておりましたが、
角界に横綱を本当に理解できる方がいらっしゃらなかったのが残念です。
引退会見の潔さは逆に心中の無念さをあらわされたかと思います。
まだ20代の若さです。逆境になればなるほど燃えるんだと言われた昨夜、
一度ゆっくりと休まれ、今後新しい世界でのご活躍を心から祈念いたします。
敬具