携帯電話紛失事件 | 晴走雨読 菊千代

携帯電話紛失事件

    土々呂日々新聞(号外)

          2008年(平成20年)8月25日(月)


大本営発表によると、菊千代二等兵が8月21日夜、飲かたに出た際紛失した携帯電話が宮崎交通バスセンター落し物窓口で本日無事見つかった。


携帯がないのを気づいたのは昨夜、なんと紛失してから3日たっていた。


山ノ神伍長に報告したのは24日夜、伍長は「危機管理がなっていない、発見するまで草の根わけても探し出せ!!」と20mm機関銃をバラバラと連射するように叱責した。


機関銃攻撃に耐え逃げ回っていた菊千代二等兵だが、さらに伍長は

「買い換える経済力はないので自分で買いなさい!!」と500kg爆弾と魚雷2本を菊千代丸の甲板と右舷に命中させた。


大破した菊千代丸、並みの船であれば轟沈してるが、そこは長年つちかった精神力で耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び恐怖の一晩を過ごした。


そして今朝9時、紛失した自分の携帯番号に電話すると12回目のコールで「宮崎交通バスセンターでございます。こちらで携帯を預かっております。」という天使の声。


飲みつぶれた菊千代が帰りのバスの中で携帯をおっことしたのであった。


本日夕方バスセンターに厚く御礼を申し上げ、無事本人の手元に戻ってきた。



なお、菊千代が携帯をバスで落っことしたのは2度目、紛失してからの5日間の着信履歴は菊千代が自分でかけた1件のみ。学習能力のなさと寂しい中年二等兵の生きざまがうきぼりにされた。


(担当:与平)