ジョン・エガード作
きたむら さとし訳
言葉を知らない生き物が、のんびり暮らしていたが、「悲しい」という言葉を知らないので、お腹の底から「グググググ」と声を出すだけだった。
それを見ていた、言葉を知っている生き物が近づいてハグをしょうとする。
私も辛い時、悔しい時に、何も言わずにハグをしてくれた先輩を思い出した。
遠く離れ、20年以上も経つ今ても、その先輩には、何かあったら電話をする。
声を聞けば安心する。別に答えを求めることもなく、ただ話を聞いて欲しいだけ。「そうか そうか」と。
誰かと、わかりあえるって
