入籍しました。
んー…名乗るのに姓のNが無意識には出てこず、ぎこちない。
Nさんですか、と電話口で聞かれて一瞬だけ間が空く。
彼はNだけど頷いてよかったっけ?嘘にならないっけ…?
他人の名を騙るかのような?
この微妙な時差が気持ち悪い。
社会へ向かって提示している自分の標識が分解した気分です。
ただ姓が同じになって実感が出たのか、ヤツの目はちょっと優しくて忍耐強い。
婚姻届の提出は彼の帰宅後
市役所の裏手にある職員通用口みたいな警備員室らしい夜間受付口でひっそりと。
対応してくれた男性は本当に警備員の制服姿で、祖父と同じ年代の穏やかそうな方だた。
落ち着いた世間話を振ってくれて、嬉しそうに談笑しながら手続きしてくれたのが印象に残った。
今後のこの日のイメージがこの一時で大きく変わる…本当にありがたいなと思う。
手続き前後の暗闇の中に
街灯だけに浮き上がった桜とか、満月と夜間の車道の光以外は余計な情報がみんな消えた。
市役所正面からの流れ作業の中の事務的やりとりでなかっただけ嬉しかった。
ただし、結局は記入漏れと訂正&区画整備された本籍住所の確認だとかが出てきて翌々日には行き直す二度手間になったのだけど、こちらの希望日に受付てもらうには仕方ないよね。
ついでに荒川の堤防に並ぶ桜を見に行った。まだ全体的には三分咲きくらいで色が沈んでいた。
元気なのは土手の斜面に一面に咲く菜の花。こんなに強い菜の花の匂いを嗅いだのは小学生以来かも。
入籍の記念日に二人とも満足してしまって、写真だけで挙式はいっか。という向きになっている。
腕時計好きなヤツはここぞとばかり、お揃いの腕時計買う?とか言ってるけど
買うとなると簡単な式よりそっちのが高くなるらしくて、腕時計は使えればいいと捉える方のNは思わずよろける。タイミングを改めて会議だ。
市役所の裏にある公園の垂れ桜が見頃でした↓
垂れって、撮るの大変だよね。。
荒川です
堤防斜面に座って下から眺める
降り注ぐ贅沢♪
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