NHKアニメ、十二国記 全45話、dアニメプラスで見終わった。
数年前に見始めて、杉本さんとか浅野くんとかの原作との違いが違和感あったのと、
陽子が辛い環境にあるのがしんどくて、途中で見るのをやめていました。
何ヶ月か前に、楽俊と出会うあたりからまた見始めて。
めちゃくちゃおもしろかった!
杉本さんとか浅野くんも、各話を繋ぐのに、大事な役目を果たしていました。
原作を再構成してアニメにするのは、いろんな工夫が必要なのだなあ。
アニメになっているのは「月の影 影の海」だけかと思っていたら、
「風の海 迷宮の岸」「風の万里 黎明の空」「東の海神 西の滄海」と大作が3本と
短編「書簡」「乗月」もしっかりアニメ化されていて、
かなり政治っぽい、怖い顔したおじさん率の高い話が、わかりやすく映像化されていて驚く。
すばらしい。
2002年4月9日から 2003年8月30日まで放送されていたらしい。
当時どうしてたかなと思ったら、
就職してすぐで、テレビをあまり見ていなかったので、存在を知りませんでした。
惜しいことをしました・・。
「風の万里 黎明の空」がやっぱり好き。
陽子や祥瓊や鈴が動いてしゃべっていて、語られている内容がいっそう響きました。
自分を可哀想に思って、浸っていることへの痛烈な批判が刺さります。
鬼滅の刃刀鍛冶編で、半天狗の「こんな可哀想な私になんでそんなひどいことを・・・!」というセリフに、祥瓊や鈴を思い出していました。
自分を可哀想がっているうちは、周りを悪く言って、めそめそしてればいいんだから、
ある意味楽なのだ。
皆生きていればそれぞれ色々あって、
それを「私は違う、私の方が可哀想なのだから、周りが優しくしないのはおかしい」とイライラ不満を溜めているのは、発展性がなくて、迷惑なことだ。
そういう視点が私にはずっと欠けていて、
身に起きた不幸なことをクローズアップしてそれを言い訳にしていた。
今でもふと可哀想沼にハマってしまうけれど、
そういうときは、陽子、祥瓊、鈴を思い出す。
もっと若いときに十二国記に出会っていたかったなと心から思う。
珠晶大活躍の「図南の翼」のアニメも見たいなあ。
アニメ続編やらないかな。
現代の美麗アニメクオリティで、見てみたい。
珠晶も大好きなので、アニメ「風の万里 黎明の空」「乗月」の中で、
珠晶が凛々しくかわいくしゃべっていて、声がぴったりで嬉しかった。
珠晶の声を聞いて、子どもが「この声聞いたことがある」というので、
確認したら 名探偵コナンの蘭姉ちゃんだった。
言われてみれば確かに!
「風の万里 黎明の空」の梨耀は声が高山みなみさんなので、
珠晶と直接会話はないけれど、なんか嬉しい。
それを言ったら延麒は、工藤新一&怪盗キッド。
「東の海神 西の滄海」では延麒六太が掠れた声で切々と喋るシーンが多くて、聞き惚れました。六太でしかない。名優さんだ。
↑
!!「十二国記 アニメ設定画集」!
この文章を書こうと思って、「十二国記 アニメ」で検索して知りました!
発売を記念して、丸の内丸善で原画展やサイン会があったらしい!
今 全国を原画展が巡回しているが、遠方・・。
東京を逃したのは惜しかった。
とりあえず、設定画集を購入して眼福を味わいます!