思い出したら更新の読書ブログ

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意識高く、大量の本を読みたいと思いながらも、いっこうに進まない怠惰な人間の性。
読んだ本の感想や内容についてチョコチョコとメモ書き程度に書いていきます。

そういう取り組みがあることはおぼろげに知ってた中で、
本が出たということで読みたいなと思って買った。

 

渡邊も八村も「日本とアメリカの一番の違いは、ハートの強さ」っていうのを聞いて、

どれだけアメリカってすごい環境なんかなと思っていたなかで、

そこに挑戦した日本人の心情を知りたかったのである。

 

それで読んでびっくりしたのが、

並里とか谷口みたいな超一流プレーヤーしか参加してないのかと思ってたが、

日本でもBリーグにも引っかからないくらいのレベルのプレーヤーが多数参加して、

上手くいかない中でもがいてるということを知った。

 

やっぱり18歳の高校生が全く言語が違って、

技術的にも体格も全く勝負にならないアメリカでこれだけ努力してるってことを知るのは、

もうちょっと自分も頑張らなきゃいけないんじゃないかという気になるよね。

なんとなくバックにスラムダンクがうっすら浮かぶ感じもあってよかったと思う。

 

スラムダンク奨学生インタビュー その先の世界へ(宮地陽子) 集英社、2023

 

 

ちょうど仕事でAIの未来みたいなことを簡単に考えてた時に、
前から名前を知ってた現代の日本を代表する天才というPreferred Networksの岡野原さんの書籍ということで
見つけて読んだのである。

 

非常に簡易な語り口で短く書くように努力されていてさらっと読める。

ただ、それにしては1400円って高すぎるだろってのはあるが。

それでも何の技術的理解もない私には時々理解できない箇所も多いが、
まあそれはどうしようもないことなのだろう。

 

なんかそんな感じでなんとなくAIの全体感ってのを見せてくれて

そのうえでさらにAIがいかに進化していくかっていう方向性を日本の第一人者が自分でかなり確信を持って語ってるという点には、

ほかのなんちゃって有識者が語ってるより何百倍も価値がある。

 

そして計算量の増加とさらなる言語モデルの進化で、

AIという物自体がさらなる成長を遂げていくことは確実だと考えると、

翻訳とか言語の壁やアニメなどにおけるクリエイティビティの難易度の壁は、

後飛躍的になくなっていくのだろう。

そうなるとやはり自分のよく知ってる社会が根底から覆されるという一抹の不安と

それを大きく上回る期待感を感じるのである。

 

 

大規模言語モデルは新たな知能か(岡野原 大輔)  岩波書店、2023

航空産業に関する本は結構いっぱいあるんだけど、

空港に関する本は少なくって、その中で読んだ本。

 

とりあえず最初の航空産業の日本の歴史のとこが面白かった。

今でこそ自由経済を謳歌してるように見える日本も、

ちょっと前はどこの社会主義だみたいなゴリゴリの規制産業だったわけで、

確かにそういえば沈まぬ太陽とかでも読んだような気はするけど、

むしろ今の日本は頑張ってる方だよなという気がする。

 

空港運営とか資金とかに関する部分も基礎的なところが抑えられていて、

空港運営に関する総論という点で十分学べる。

学術的な本らしく、やや経済学的な簡易なモデルを組んできたりするとこはあんま興味がなかったりするし、

あとほんとに学術的な本の地域振興に関する記述はつまらない。

地域振興と学問というのが相入れないんでしょうな。

 

まあいずれにしても空港に関する本としてはわりとちゃんとしてるというところでしょう。

 

空港経営と地域(関西空港調査会)  成山堂書店、2014

アメリカで話題になった経営書の翻訳のようで、

翻訳だからなのかよくわからないところはあるのだが、全体として面白い。

 

既存事業で成功している大企業は、とにかくその事業を深化しようとして漸進的・保守的になり、

結果として新たなイノベーションを生み出せず衰退していくという根本的な課題感が常に一貫していて、

その深化とイノベーションをいかに両立できるかという「両利きの経営」を論じている。

 

やはり、この課題感と、

実際にイノベーションに失敗し、市場から退出していったたくさんの企業の具体例は、

読者の危機感をあおって本に引きずり込む力がある。

じゃあ、逆に成功例を見ると、明確な成功のカギとなるようなメッセージがあるかというと、

実はそういうわけでもないように思われるのだが、

とにかくあきらめず本気で取り組むこと、トップが本気でコミットすることあたりはとりあえず最低限のマスト条件だよねって印象は得られるし、

ある意味で危機感をあおる本ならその程度の結論でいいのかもしれない。

 

なんというか大局から企業のあるべき姿っていうのを考えるにあたって、

すごく基礎的かつ重要な論点を多彩な事例から提起してくれているような印象がある。

 

 

両利きの経営(チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・ダッシュマン)  東洋経済新報社、2019

久しぶりにこんな大学の教科書みたいな本を読んだ。

社会人になってこういう本を読んで逆に思うけど、

学生じゃなくてこんなの読む人もいるんだね。

 

今になってやっとわかるのは圧倒的な読みにくさ、つまらなさを生み出してるのは、

とにかく不要な定義と場合分け。

やっぱり学問っていう立場上、つまんないからって理由で飛ばすわけにもいかず、

ひたすらどうでもいい内容が列挙され続ける場所が多い。

そのくせ全体的に内容が深いわけじゃないから、

自分がどこにいて何を論じているのか見失ってしまうんだな。

そういう不要なパートは、はいはい、そういう要らないやつねと思いながら読み飛ばすべきなんだなってのが、

今この年になってわかった。

 

正直それ以外にさしたる感想はない。

 

 

サプライチェーン・マネジメント概論(苦瀬 博仁) 白桃書房、2017