どうも、そろそろ動物映画ネタが尽きてきた西浜大二郎です。

 

絞りに絞り出して今日ご紹介するのは『ペット』です。

 

日本語版ではバナナマン設楽さんが主人公・マックスの声、日村さんがデュークの声を担当しましたよね。

 

本作はギャル人気最強の『ミニオンズ』で知られるイルミネーション・エンターテインメントとユニバーサル・スタジオがタッグを組んだ長編アニメーション。

それだけに、ちょっと子供っぽいかもなぁ?と思っていました。

 

さてさて、感想はいかに。

ご紹介いたしましょう。

 

『ペット』

 

2016年製作/91分/G/アメリカ

原題:The Secret Life of Pets

配給:東宝東和

 

あらすじ

 

飼い主がいない間にペットたちが巻き起こす騒動を描いた。ニューヨークで暮らすテリアのミックス犬マックスは、大好きな飼い主ケイティと幸せな毎日を送っていた。ところがある日、ケイティが毛むくじゃらの大型犬デュークを保護して連れて帰ってくる。互いに自分が優位に立とうと反発しあうマックスとデュークだったが、ひょんなことから2匹は大都会のど真ん中で迷子になってしまう。ケイティが帰宅するまでに家に帰るべく奔走する2匹だったが……。

 

テンポはもう最強だよね、この人たちのクリエイティブ作品は。そりゃプロ中のプロだもん。

 

あと何といっても動物たちがカワ(・∀・)イイ!!‼‼‼

それも、「ポムポムプリン」みたいな正統な可愛さじゃなくて「ムーミンのミィ」的な、若干スノッブな可愛さっていうのかな。

白くてふわふわのウサギをこんな邪悪な顔させちゃうユーモアセンスは最高。

 

肝心のストーリーは、うん、ってなるくらい予定調和なのはもう仕方ない。

だってワンちゃんネコちゃんがハチャメチャする映画だもん。そこに妙にシリアスなシーケンスとかいらないんですよ。

『ぼのぼの』はもう異常な例だし、普通はこうだよねってホッとするくらいポップなだけの映画です。

 

ただ、僕がもし映画館に子供を連れて行ったお父さんだったら、ちょっと中弛みして居眠りしちゃうかなとは感じました。

その点、比べて申し訳ないけどディズニーはやっぱり、“ただの”勧善懲悪モノではないんだよね。

起伏や抑揚があるというか、例えば文字に起こしても耐えうる物語の表情があるのではないかと思ます。

これはピクサーとの対比でも思うことだけれど、やっぱりアメリカのアニメーションって「ディズニーか、ディズニー以外か」って図式が思いのほか頑強なんだよね。

 

でも、そもそも「イルミネーション・エンターテインメント」はそんな文芸的作品がつくりたいわけではないので。これは最初から最後まで一貫して娯楽作品、でいいし、僕の感想はお門違いかも。

まあただ映像として予告なんかを見た人が、ディズニー的なものを期待して観る可能性があるのでこういう感想もあって然りか。

 

ほのぼのしているかというとそうではなくて、けっこうジェットコースター系の疾走感がある構成。

だから逆に、今言ったディズニーだと子供のほうが途中気がそれてママ大変!なんて場合にはこっちがいいんじゃあないでしょうか(どんな勧め方だよ)

 

子供の視線は釘づけだと思う。音楽も要所要所にたくさん流れるし。

 

リモートワークや在宅勤務で、小さいお子さんが集中してくれる映画をお探しの方はぜひ☆チェックしてみてくださいね。