きさのかぎ -15ページ目

きさのかぎ

役者、井せきただしの普通の日常と普通の非日常をツラツラと書いてます。

マイペースで書いているのでごゆるりとお付きあいを( ̄▽ ̄)ノシ

朗読三昧『もしも8才の子供が大統領になったら』

無事全ステージ終了致しました。
ご来場頂いた皆様、ありがとうございました!

アンサンブルとしての参加、それ以外何も知らずにお呼ばれしたのでいろいろと頭がついていくのに必死でした。

メインの加護亜依さん、中村繁之さん、白石まるみさん、以外の方々は同じ劇団リジョロという団体さんの方だそうで。

皆さんお知り合い。どころかずっと一緒に芝居している間柄という四面楚歌っぷり。

朗読の現場はそれなりに数やっていますが、舞台のお芝居以上に、スタイルとか演出の方向性とかホントにまちまちで。
まずはそこを汲み取るのに必死でした。
頭で理屈は理解できますが、いざ芝居をやるってなると理解するだけじゃやれないから。
アンサンブルだからなおのこと。
いつもより考える事がたくさん(´Д`)
他の人物たちが立ってお客様に届く様にコントロールしないと。その人物を演じるだけでは事済まないという状況。

僕のクセも封じられて不自由な中でいろいろ見付けていく作業。

とても勉強になりました。

金田さんにも気を遣って頂いて(^_^)
気付けば金田さんからも「きぃさん」と呼ばれる様になりました(笑)

劇場だったシアターモリエール、観に行った事しかなくて仕込みは動けないかもなぁと思ってましたが、プランが簡素だったのでそれもひと安心。
持って行った消耗品が役に立ってよかった。

とてもいい経験ができた。
金田さんのお声の朗読が好きだなぁと稽古をしていて思いました。
そういう意味では今回は残念、金田さんはご出演はされてませんからねぇ(´Д`)

でも「金田さんの現場」がとても好きになった。

関わらせてくださったたくさんの皆様、ご来場頂いたお客様、ありがとうございました!



今回、僕の中でひとつの大きな目標がありました。

実は、今回勝沼さんのお客様で全盲の方がいらっしゃっておりました。

勝沼さんが朗読や舞台をやる時は必ず観に(聞きに)いらっしゃるそうで。

ともしびは朗読とは唱っているものの、ほぼ舞台の様なお芝居の作りです。
役者が動き、仕草をし、表情を見せ、そして喋る。

視覚効果が多い舞台です。

伝わるかな。伝えられるかな。

その方にとっては舞台のお芝居を聞きに行くのはわりと普通で苦ではないそうなのですが、僕には初めての経験で。

その方にも120%を届けよう!と誓いました。

音と空気をもってしてその方に届ける為に、僕ができる事をやろうと。

作った美術で、そこに乗る演者が上がってくれたら。
流れを良くして全体が上がっていくなら。
自分の寿を演じる事ももちろん、
役者として以外にもやるべき事が山ほどあったので、照準は全てそこでした。



終演後、勝沼さんとお話をされた後に、「春琴役の方とお話がしたい」「お写真いいかしら」
と。

届いた!と思った。
それを見た瞬間に不覚にも思わず泣いてしまった。

打ち上げで勝沼さんにこの話をした時にも思わず泣いてしまった。

僕もその方にありがとうございましたを伝えたかったけど崩れすぎててダメでした(笑)


元々、僕が芝居を始めた根っこは、目の不自由な方に物語を伝えよう届けたいと思ったのが始まりでした。

今になってそれが叶った事に感極まってしまった。


自分の中の基本とか根っことかを掘り起こした現場でした。

そんな機会をくれた、計らずも僕の目的を果たしてくれた少女蘇生さんには感謝しかありません。

ありがとうございました。

今回の舞台。
障子の音、も作品の一部になれた事が嬉しかった。
あと床のうぐいす鳴きも(笑)








とりあえず列挙。
苦労したから挙げておきたかった。