人は、自分を巧妙に騙す。
好きだと思っていることも、
嫌いだと思っていることも、
それは本当に、
あなたの「好き」
あなたの「嫌い」だろうか？
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こんにちは。
心理カウンセラー 星野えみ（えいみー）です。
ひとの笑顔が好きだという人は、
多いと思う。
周りの人が笑っているのが好き、という人は、
多いと思う。
昔のわたしは、
そうだった。
みんなが笑っていることが、
わたしの周りにいる人が笑っていることが、
自分の「好き」だと思っていた。
それが自分の「喜び」だと思っていた。
子どもが笑っていることが好きで、それがわたしの喜びで、
泣いていたり、
困っていたり、
ぐずぐず言っていることは、嫌いだった。
夫が笑っていることが好きで、それが自分の喜びで、
怒っていたり、
悲しんでいたり、
不機嫌そうにしていることは、耐えられなかった。
子どもや、
夫や、
周りにいる人が笑顔でいることが好きで、
それが自分の喜びで、
自分の幸せなんだと思ってた。
お父さんがいつも無愛想にしていることも嫌だったし、
お母さんがいつもしんどいしんどいって言ってるのも嫌だった。
笑っていてほしかった。
でも、
この、
『みんなの笑顔が好き』
という思いは、
気づかない間に、いつの間にか、
『笑顔じゃないとダメ』という呪いになってた。
「笑顔が好き」
がいつの間にか、
「笑顔でいる方がいい」
に変わって、
「笑顔じゃないと嬉しくない」
に変わって、
いつの間にか、
「笑顔じゃないといけない」
になっていたんだと思う。
だからわたし自身も、
『笑顔でいるべき』なんだと信じてた。
だから、
張り付いた作り笑顔で毎日を過ごして、
悲しい顔や不機嫌な顔なんか、
人に見せてはいけないと思っていた。
心屋塾マスターコースで、
そのタブーを、自分から破ってみた。
（破らされたと言おうか
わたし、
周りのみんなが笑顔でいることが、わたしの幸せだと思ってた。
だってそれが、
わたしにとって、
心地良かったから。
誰かの不機嫌な様子や、
悲しんでいる姿を見ると、
わたしが嫌な気持ちになるのが嫌だった。
わたしが笑えなくなるのが嫌だった。
だって、
誰かの不機嫌な様子や悲しんでいる姿は、
わたしが怒らせた気がしてたし、
わたしが悲しませた気がしてたから。
わたしが役立たずで、
わたしがダメなんだって、
責められている気がしていたから。
自分が自分を、
そうやって責めていたから。
人は、自分を巧妙に騙す。
自分が好きだと思っていることや、
自分の喜びだと思っていることは、
自分の不安を消してくれるだけのものかもしれない。
わたしは、
周りの人が笑っていることは、
わたしを安心させてくれるから「好き」なだけで、
それは、
ほとんどの意味で、本当の好きではなかった。
だって今では、
不機嫌なひとも、
怒ってるひとも、
悲しんでるひとも、
そうかそうか
そのままでいていいよ
と思える。
笑ってよ
笑顔でいてよ
機嫌よくいてよ
なんて、
ちっとも思わない。
わたし自身、
別に、
いつも笑いたいわけじゃなかったのに、
無理してた。
そんな時は、
周りの人の不機嫌や、イライラや、悲しみが、
本当に嫌だった。
わたしだって当たり前に、
不機嫌な日もあったし、
イライラしていたり、悲しくて笑えない日もあったのにね。
笑いたくないときは、
本当は、笑わなくてよかったのにね。
不機嫌なわたしも、
怒っているわたしも、
悲しんでいるわたしも、
無表情なわたしもいてよかった。
そんな自分を知るために、
一度、
自分の「好き」も、疑ってみてもいいんじゃないかな、と思うな。
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