私の、

せいいっぱいの勇気を振り絞った話。

 (書ききれてないけど一旦アップ

安定の長文&なぐり書き



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少し前Facebookで、コバマス同期のぷよの、

『不要になったクロスバイクを手放すのでもらってくれませんか?』という投稿が目に入った。

 

最近お父さんの机にロードバイクやクロスバイクの本が積まれているのを見ていたから、

お父さんに聞いてみたら、二つ返事で「欲しい欲しい。取りに行く。」と言う。

 

 

 

そんなこんなで、

お父さんと2人きりでの、往復2時間の車移動が決まった。

 

 

お父さんとそんな風に出かけることなんて、

まず、ない。

 

 

お父さんと2時間も2人きりで密室で過ごすことなんて、

まず、ない。

 

 

正直、

 

困る...と思った。

 

 

なんでこのタイミングなんだと思った。

 

 

自分から、自転車の話を持ち出しておいて、

取りやめたくもなった。

 

 

 

でも、

 

ここ最近の、いろいろで、

 

お父さんに話したい気持ちが、

お父さんに言いたい気持ちが、

 

溜まってきていた。

 

 

 

当日。

午前中に1件カウンセリングをお受けしていて、

その後に、ぷよの家に自転車を取りに行くことになっていた。

 

 

 

カウンセリングが終わって、家に帰る道から、

もう泣けてきた。

 

 

お父さんに本音を言うのが怖くて怖くて、

泣けてきた。

 

 

 

今さら言って何になるの?

昔のこと蒸し返して何の意味があるの?

 

そうだよ。

私もう大人だし。

何を、いつまでも子供みたいに拗ねてるんだろう。

かっこ悪い。

もう過ぎたこと。

 

 

 

だけど、

やっぱり

 

言いたい。

 

 

 

家に帰ったら、お父さんはもう準備して待っていて、

すぐに車で出発することになった。

 

助手席で、

iPhoneのメモに、たくさん下書きしていた言葉たちを何度も見返した。

 

 

どれが本音か分からなくて、

たくさん書いていた。

 

 

お父さんに言いたいことが、たくさんあった。

 

お父さんに、お願いしたいこともあった。

 

そして、

聞きたいことも、あった。

 

 


でも、何から話したらいいのか分からなかった。

 

 

変な空気になるのが怖くて、

行きの車の中は、

途中からずっと寝たふりをしていた。

 

 

心臓の音だけが自分の耳に響いていて、

喉の奥と、胸の真ん中が苦しかった。

 

 

 

そして、

 

やっぱり言えないと思った。

 

 

こんな逃げ場のない密室で、

本音を告白するなんて、

 

尋常じゃない勇気がいる。

 

 

怖いし、どう話していいかもわからない。

 

やっぱり無理だ。

 

やめよう、と思った。

 

 

 

無事にぷよの家について、

自転車をもらい受けた。

 

ぷよとお父さんが話しているのを不思議な気分で眺めた。

 

お父さんが、高校生の時にロードバイクに乗っていたことを、

初めて聞いたりした。

 

優しそうに話すんだな、と思った。

 

ぷよの赤ちゃんを抱っこさせてもらって、

お父さんも赤ちゃんを抱っこさせてもらっているのを、不思議な気分で眺めた。

 

嬉しそうに抱っこするんだな、と思った。

 

 

 

帰りの車の中。

 

やっぱりやめとこうって、思った。

 

 

もう、いいや。

言わなくてもいいや。

やっぱり、怖いもん。

お父さんと変な感じになりたくないもん。

勇気出せない私でいいや。

 

って、思った。

 

 

 


車内のテレビでワイドショーが流れていて、

秘書にすごい暴言を吐いて怒鳴っているおばさんの話でもちきりだった。

 

ずっとずっとその人の話題が流れていて、

おばさんが怒鳴ってるテープが流れていて、

 

 

ふと、

 

 

「怖いなぁ」と口から出てしまった。

 

 

 

私のメモに、書いていた言葉。

 

 

 

私、お父さんが、怖かった

 

 

 

その言葉が、ぶわって頭の中をよぎって、

 

 

いつのまにか口から出ていた。

 

 

 


怒らせると思って、ずっと言えなかった言葉。

傷つけると思って、ずっと言えなかった言葉。




 

お父さんは、

 

そうかぁ

 

って言って、

 

 

 

黙った。

 

 




怒らせたんじゃないかと、

悲しませたんじゃないかと、


心臓が高鳴って、

 

 

急に大声で怒鳴るのが怖かったこと

山に捨てるって脅されて車に乗せられて怖かったこと

何考えてる人か分からなくて怖かったこと

 

ぶわーーーーって喋った。

 

 

 

お父さんは、

 

怒るでもなく、

 


そうかー。そうかもなー。

そんなことあったかなー。

 

と言った。

 

 

 

そして、

 

私、大事にされてない気がして悲しかったよ

 

って、言った。

 

 

この時点で、

涙が溢れていた。

お父さんの反対側の窓を向いて話した。

 

お父さんがなんて返事したかは覚えてない。

 

 

その後、

お父さんが傷ついたら嫌だなぁと思って、

たくさんフォローした。

 

お父さんがお仕事頑張ってくれてたことはすごいと思うし、

休みの日はどこかに連れて行ってくれたことはありがたかったし、

昔のお父さんてみんなそんな感じなのかなぁ、とかフォローした。

 

あわあわあわあわ、いっぱいしゃべった。

 



だめだ。

書いてても震えてくる。



 

 

お父さんは、

 

そうやなー。

 

と言ってた。

 

 

 

 

そのうち、だいぶ自宅が近づいてきた。

 

 

 

小学生の下校時間だった。

 

道の横を、たくさんの小さいランドセルが歩いていた。

 

 

 

あぁ、もう。

 

 

聞きたい。

 

 

ずっと聞きたかったこと。

 

 

 

聞きたい。

聞いてみたい。

 

 

 

 

 

 

ねーねーお父さん。

 


わたしのこと、かわいいと思ってた?

 

 



 

 

そう聞いた。

 

 


 

おとうさん、

 

 

 

あたりまえやんかー

 

 

 

って笑った。

 

 

 

また、涙が滲んできた。

 

 

 

そうなんや。

お父さん、私のこと、かわいかったんや。

 

 

 

 

苦しかった胸の奥が、

じんわりあったかくなった。

 

 

 

顔が、なんだかにやけた。

 

 

 

じんわりあったかくて、

 

ちょっと満足してしまった。

 

 

 

 

 

 

家に着いて、

私は自分の部屋に入った。

 

 

 

 

じんわりじんわり

 

泣けてきた。

 

 

 

そのうち、

 

 

ぼろぼろ泣けてきた。

 

 

 

 

 

お父さん、私のこと、

 

かわいかったんや。

 

 


 

嬉しさと同時に、



しばらく経ったら、

不思議な気持ちになった。

 

 



 

もやもやする。

 

 

ちゃんと伝わっただろうか

傷つけたんじゃないだろうか

どう思っただろうか

 

 


 

胸の奥が、もやもやした。

 

 

なんか、違う。

 

言いたいこと、まだ言えてない気がする。

 

 

 

 

でも、

がんばり疲れて、

泣き疲れて、



夕方ちょっと寝た。






とりあえず今日はここまで。

 

 

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