血液検査をしたら、重篤な鉄欠乏性貧血が発覚…というところまでが前回までのお話でした。
それなら鉄分をとればいいじゃないかというふうにはならなかったのです。
もし腸管内にカンジダ菌が異常増殖していたなら、鉄を摂取しても、その鉄をカンジダ菌にとられてしまうのだそうです。
「微生物は、腸周囲の環境から鉄を体内に取り込まなければなりません。
一部の微生物は、鉄の少ない場所では「シデロフォア」という物質を放出します。シデロフォアは周囲の鉄分を包みこみ、再び微生物の体の表面を通って体内に取り込まれます。
鉄の少ない環境で生きている微生物たちは、このように積極的に鉄分を取り込み、増殖しているのです」
この作用は、人間の鉄の吸収機構よりもはるかに強いのだそうです。
だからカンジダ菌が多い状態で、鉄分を摂取しても、カンジダ菌にあげているようなものというわけです。
恐るべしカンジダ菌…。
カンジダ菌というと膣炎のイメージが強いのですが、どこにでもいる常在菌だそうです。
甘いものの食べ過ぎ、ストレス、抗生剤の使い過ぎなどにより副腎疲労が起こり、それにより腸内の細菌バランスが崩れ、カンジダ菌が増えるそうです。
カンジダ菌が異常増殖しているかは、有機酸検査によって推定できるということで、検査をすることになったのです。
